- ベストアンサー
矯正心理学についての興味と就職先に関する疑問
- 矯正心理学に興味がある者が就職先を模索しています。
- 矯正心理学は犯罪心理学の一部であり、成人の犯罪心理に興味があります。
- 家庭裁判所調査官や臨床心理士の資格が就職に必要か疑問に思っています。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
日本心理学会の専門分野区分において 第3分野が「臨床,人格,犯罪,矯正」となっていることからも窺われるとおり, 犯罪心理学と矯正心理学は隣接しつつも区別さるべきものだったはずです。 しかしながら 日本犯罪心理学会の前身は矯正心理研究会であったこと, また日本の大学で開講されている犯罪心理学の講義のかなりの部分が 矯正分野の専門家によって担われているという現実からすれば, 日本において矯正心理学は広義の犯罪心理学に含まれており, かつその中核を占めていると言っても間違いではないでしょう。 ■日本犯罪心理学会/学会について http://wwwsoc.nii.ac.jp/jacp2/society/index.html アメリカ合衆国をはじめとするいくつかの国においては 供述や目撃証言の信憑性, 陪審員による集団意思決定, 裁判官のパーソナリティと量刑判断といった問題を扱う 「法廷心理学」という分野が確立しています。 裁判員制度が始まる日本においても, 従来の犯罪心理学,矯正心理学に加えて そのような分野をも包括した「司法心理学」の確立が望まれます。 ■法と心理学会 http://www.u-gakugei.ac.jp/~ktakagi/JSLP/index.htm ところで 矯正心理学というものをご存知の方が 就職口として家庭裁判所調査官しか思いつかないというのは不思議です。 下記のQ&Aを参考になさってください。 ■心理関係の仕事にはどんなものがありますか? http://okwave.jp/qa3296953.html ■心理系公務員について。 http://okwave.jp/qa3215905.html ■心理士に関係ある職業・心理学を最大限に活かせる職業 http://okwave.jp/qa2850352.html 心理職の公務員になるのに臨床心理士資格は必要ありませんし, 学部卒でも受験可能です。 逆に,心理職公務員以外の就職先では 学部で心理学を専攻した程度ではその専門性をほとんど評価されません。 ただし心理職公務員は昔も今も心理学専攻の出来のいい学生の志望先ですし, 名門とされる大学の院生が多数受験しているのが現実ですので, 並みの大学院入試以上の厳しい選抜であることは覚悟してください。 ついでに言うと 犯罪心理学を学んだから警察関係の採用で有利になるなんてことはありません。 警察関係ではむしろ生理心理学の知識が必須です。
お礼
公務員は確かに考えたことがあります。 どう転んでも、狭き門には代わりがなさそうですね。 逃げずに頑張って努力していきたいと思います。 回答ありがとうございました。