一応、ちょっと昔(大学時代)この研究をやっていました。
簡単な特徴を以下に示します。
(1) コントラストが非常に高い。
透過型液晶ディスプレイではバックライトにより液晶パネルへ入射される光量でコントラストは決定されるが、有機EL(以後OEL)では電流によって輝度が制御できるため発光していない部分は完全に黒表示になりコントラストが非常に高い。
(2) 視野角が広い
偏光板と液晶の複屈折を利用する液晶ディスプレイと違い有機ELディスプレイ(以後OELD)は自発光タイプであるためCRT同様このような制限はない。
(3) 応答速度速い
液晶ディスプレイの応答速度は通常15msec程度と遅いため動画再生は困難であるが、OELDでは10μsecと高速であるため滑らかな動画再生が可能である。
(4) 低消費電力
透過型液晶ディスプレイではバックライトが消費電力の大半を占めているが、画像内容に左右されず一定値であるのに対し、OELDは発光していない部分(黒表示)は消費電力はほぼ0である。
(5)薄型・計量が可能
OELDは基本的にガラス一枚で良いので、薄型が可能である。
以上が主な特徴です。個人的に液晶との大きな違いだと思うのが、動画再生かな??。ちょっと前のノートPCで動画再生するととんでもなく動きがのろかったことはないですか??