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コンクリートについて
コンクリートについて疑問が湧きましたので、ご回答くださるようお願いいたします。 普通、一般住宅の基礎コンクリートは、(布やベタといった構造的な種類はあると思いますが)必ずといっていいほど、施工的なことから打継部があると思います。(1回で施工できるところもあるようですが。)いわゆる立ち上がり部の下部がこれにあたると思います。この2回打ちの方法は特に問題になることはないようです。 しかし、技術力がない業者などが施工した場合に、生コンが不足して立ち上がり部とは関係ないところでコールドジョイントが発生する場合もあると思います。 私が調べた限りでは、基本的にはコンクリートは一体であるべきものなので、本来ならどちらも問題あるのではないでしょうか。 しかし、前者は問題はなく、後者は問題があるという意見が多いのはのは、一般論で言えばおかしいように思えます。私が思うには、密実であるならどちらも問題がないと言えば言い過ぎかもしれませんが、どちらも同じレベルのことではないでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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#2補足です。 >それは図面などで確認できることなのでしょうか?また、それは、構造計算とかで定まることなのでしょうか? 打設計画は建築設計というよりも、施工計画で決めることなので、設計図書などには記載されていませんね。また、構造的に特殊でない場合、どこら辺が一番よいかは構造力学的にわかっていますので、個別に構造計算などをして確かめたりはしていないのが多いですね。 差し出がましいことをしますが、 #3さんの以下の記述、 >途中で生コンが足りなくなった打ち継ぎと、きちんと計画して応力の集中しない部分でするうち継ぎは違います。 を#5で訂正していますが、#3の記述の方が正しいように思いますが。 住宅は専門外なので知りませんが >住宅ではよくベタ基礎部分と立ち上がりを同時に打設しますが、パンクを恐れて充分なバイブレーションをかけない事のほうが私は怖いです。 べた基礎と立ち上がりを同時に打つということは、型枠は浮き型枠(床などにきっちり固定されていない型枠)になりますので、型枠の強度が心配になり、バイブレーション(コンクリートが密実に全体に行き渡るようにするための処理)を控えてしまうというのは実際あると思います。適正なバイブレーションをしないとジャンカ、砂筋などの施工不良の原因となりますので、必ずしも1体打ちが密実になるというわけではないと言うことです。型枠の計画とコンクリートの打設計画は密接な関係にありますので。 また先に打ったコンクリートが固まらない間に打てるコンクリート量というのは配送状況や形状などによって決まってきますので、打ち始めから打ち終わりまでの時間を考慮して打設計画をしないと、施工不良の基となります。 きちんと計画して行われたものと、施工不良による結果は異なります。
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#7訂正です。 参照する部分を間違えていましたので訂正します。 #5→#6 (済みませんでした)
- ebisubeer
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#3です。 「応力が集中しないところ」は、応力が集中する所の逆です。 梁で力がかかりそうなところは多分想像つきやすいと思うのですが、梁の中央付近や柱との接合部付近です。どうでしょうか?想像できれば多分その通りなんです。見た目にバランス悪い建築は、やっぱり強度も弱いのです。梁の中央で打ち継ぎしたら、やっぱり梁の真ん中にひび割れが入るような気がしませんか?たぶんその通りになります。普通はぜったりにやりませんが。 現場監督は、生コンが1日で打てる量、型枠の体積を計算して(私が過去に最大打ったのはポンプ車1台で270立米位ですが、かなり無理ある数字)型枠の進行や打ち継ぎを計算して現場を管理するのです。普通は午前中に打設が終わらないと、床の押さえが間に合わなくなるので朝一から始めて昼に終わる量で計算します。ちなみに私の270立米は梁とスラブでしたが、当然金コテ押さえおわる頃には明け方でした。夏はもっと早いですが。
1です。 2回打ちは標準的でしょう。 RC(補強コンクリート)ですから、圧縮には強いので基礎の場合なら立ち上がり部分は鉛直荷重にはコールドジョイントの不備のように不陸面ではなく、ちゃん平滑に接していれば問題なく伝わります。(不陸で伝わると鉄筋が無いと力が横滑っちゃうことも(1)) 曲げに関しては鉄筋で補強しているわけなので曲げに弱いところでは鉄筋が踏ん張るわけです。 構造計算してもいいけど応力の集中は建築士さんなら模式図書けば力の大きさはわからなくても力の流れはわかるもんなのですが。 一般のかたなら粘土やパウンドケーキや魚肉ソーセージ((1)の実験)に串を通して形を作って力をかけるとイメージしやすいかと。(ちょっと子供じみてすみません) 2回打ちしか現場監理したことないので1回打ちで形状的に打ちにくい時、どのようにしてやっているのか不思議です。AE材?ワーカビリティーそんなにいいのかなあ?バイブレーション? 形状的にもパスカルの法則考えたらベタじゃ不利な気がするんだけど。 逆スラブならまあわかるが。(でも床下が狭いのはちょっといや) 布基礎だったら形状工夫すればありとは思うが・・・(Sはやっている)
1です。 あ~前者は打継、後者はコールドジョイントのいみですか? 失礼しました。 3のかたの意見に同感です。 なんだか、巷には営業に1発打ちの基礎がいいんだ!!と2回打ちを欠陥のようにいっている業者がいるようです。コンクリ強度とスランプを聞いてみたいもんです。それで、ちょっと勘違いしました。
- ebisubeer
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途中で生コンが足りなくなった打ち継ぎと、きちんと計画して応力の集中しない部分でするうち継ぎは違います。 生コンの打ち継ぎはかならず必要なものですので、あまり心配することではありません。止水性を問題視するならコンクリートは一体化であるべきですが、構造的にであれば引っ張り力は基本的に鉄筋に負担させるので圧縮力側ではそんなに問題ないかと思います。 住宅ではよくベタ基礎部分と立ち上がりを同時に打設しますが、パンクを恐れて充分なバイブレーションをかけない事のほうが私は怖いです。型枠をバラしてジャンカがあったらモルタルで補修するからいい、的な安易な発想のほうが危険です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 応力が集中しないところが打ち継ぎとなるのですね。確かに住宅ではなく、大きな建物では1度に打つのは無理ですよね。 また、ご回答にあるように1度に打設してジャンカができるのは困ります。とりあえず、コールドジョイントと打ち継ぎは異なることは解りました。 ところで、「応力が集中しないところ」とあるのですが、それは図面などで確認できることなのでしょうか?また、それは、構造計算とかで定まることなのでしょうか? 宜しくお願いいたします。
住宅のような小規模のものの場合、1回打ちもはできるかもしれませんが、マンションのようなものの場合、必ず打ち継ぎが発生します。 この場合、清掃・目荒らし、打ち継ぎ金物の使用などにより、一体化するように計画して打設します。 また、打ち継ぎ部は構造的に弱点となりやすいので、構造的に問題の少ない箇所を選んで行きます。さらに打ち継ぎ部は雨水の進入経路になりやすいので、雨水の浸入を考慮して水漏れが発生しても対処出来るような部分に設けるように計画します。 計画的に行う打ち継ぎは以上のように、打ち継ぎの影響を最小限にとどめるようになされます。これらは施工不良ではありません。 一方、1日に打つ間に生コンの打設順番、生コン車の配送計画などのミスにより、時間が経ってもまだ固まらない状態で一体化する予定であったが、先に打った部分が時間が経って硬化してしまって、一体とならなかった部分をコールドジョイントといいますが、これは予定外のものであり、施工欠陥です。 予定外のものですので、影響は大きいです。 >どちらも同じレベルのことではないでしょうか。 結論を言うと同じレベルではないです。
お礼
ご回答ありがとうございます。再質問になり、まことに恐縮ですが真再び疑問が湧きました。 No.1の方の回答にもありましたが、構造的に問題ない場所、(たぶん応力が集中しないところなんでしょうね)が打ち継ぎとなるようですが、それは図面などで確認できることなのでしょうか?また、それは、構造計算とかで定まることなのでしょうか? 宜しくお願いいたします。
どちらも・・とは1回打ち、2回打ちのことですか? そうです。レベルは同じです。しいて言えば、コンクリートの管理を1回管理すればいいのと2回管理するので回数が違うだけのことです。 リスクがだから2倍という事でもありません。 監理の側から言えば、同じ現場で1回目と2回目のコンクリ業者が違うことなどありませんのでいい管理が出来るなら別にリスクはありません。適当な監理しか出来ないときの方がどちらにしろリスクです。
お礼
回答ありがとうございます。 回答者様の周りは1回なのですか?当方近所は2回打が普通です。 イメージ的には1回打が理想だと思いますが、密実に打設するという意味では疑問が残ります。 しかし、ベースを打設してから、時間を空けて立ち上がり部を打設するというのは、例えレイタンスを除去したとしてもそのコンクリート構造物(基礎)が一体化はしていないと思いましたので、いわゆるコールドジョイントになり、良いことではないと思いました。