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政治制度について
初歩的な質問ですみません。 最近の政治ニュース関連でわからない点を教えて頂きたいのですが。 ねじれ国会などといわれ、法律が成立しないということで、あれこれ いろいろおこっていますが、衆議院解散の時期等についてもいろいろ いわれています。国民の信を仰ぐ必要ありとかいっていますが、もし 民主党が勝てば、衆参多数で問題なしですが、自民が勝ち、しかも 2/3の議席が無い場合はどうなるのでしょうか?参議院の解散権は 無かったように思いますが、そうすると法律は連立や個別与野党協議 なしでは成立できないのでしょうか?とすると参議院で多数を握ると、 それだけでかなり有利になってしまうということでしょうか? 国民の信を問うなら参議院も解散できないとおかしい気もしますが。 初歩的な質問ですみませんが、どなたか詳しい方お願いします^^;
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憲法で参議院には解散がないことになっています。 これは、衆議院は時々の民意を反映し国政の大枠を律していくのに対し、参議院は衆議院の議論(立法)をチェックし、誤りを是正するという理想論のもとに造られたからです。しかし、1950年代末以降参議院がいつの間にかミニ衆議院に成り果て(学識経験者、文化人等を中心とした緑風会の消滅が象徴している)、その存在意義に???となっているのが現状。 しかし、60年以上にわたり保守党独裁が続いている日本で、衆参ネジレにより形はともあれ歴代保守政権が国民に隠れた所で好き放題にしてきたことにブレーキがかかりチェックが効くようになったというメリットはあります。 次の総選挙でもこのネジレが解消せず、また政界再編で衆参第1党が同じにならない限り、おっしゃるような与野党政策協議を通じて合意形成していくしかないでしょう。これは何も悪いことではありません。むしろようやく日本にまともな近代的政治が実現するといっても良いでしょう。 2院制を取っている欧米諸国では2院の議員選出方法等を違えているのがほとんどです。 米国:下院は完全な小選挙区制で任期は2年、解散ナシ。州ごとの議員数は10年ごとに機械的に見直し、日本のような人口アンバランスはない。→民意を適正に反映。上院:各州2名選出(人口の大小に関係なし)、任期6年。ただし2年ごとに3分の1を改選。 英国:下院は完全な小選挙区制で任期5年。解散あり。選挙区は定期的にかつ機械的に見直される。→民意を適正に反映。上院(貴族院):選挙はなく貴族(世襲貴族から1代貴族まである)から女王が任命。法律制定等で実質的権限はなく、政府施策のチェック、特定政策問題への提言等を主としている。(日本の参議院は英国貴族院を頭に置いて考えられららしい) ドイツ:下院は比例代表小選挙区併用制(日本の制度とは全然違う。定員の半分は完全小選挙区制で選出、次いで政党名投票得票数に応じて各党に議席数を配分し、各党は名簿順に当選者を決定。小選挙区選出議員も配分議席数の内数となる)。上院(参議院)は各州議会選任議員(3~6名/州)よりなり、国民による投票なし。州の権限、財政に係わることは乗員の可決が必要。
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- mat983
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書かれているように参議院は6年の任期のため、一度参議院で多数派になると、かなり有利です。 次の衆議院選で民主党が勝つのが一番ねじれがなくすっきりします。 しかし、そうはいきません。 国民は自民党の方に信頼を置いています。 自民党が勝った場合、政界再編が十分考えられます。民主党に手を突っ込み保守系の集団を引き抜く方法が一番です。 今の民主党は考えのかなり異なる政策集団が混在しています。 それをすっきりさせることも大事です。
お礼
早速の回答ありがとうございました。 参考になりました。^^
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 他の国の事例もあり大変参考になりました。 うまく再編などいい方向に行けばいいですね。そうでない場合などちょっと不安です。与野党ともに良識ある、いい政治家がそろっていれば、いい方向に向かうでしょうが、反対するだけが仕事のようなタイプや、特殊な主張の小さな党、人もあり、うまく機能していくのかが不安でもあります。おかしな方向へ行きそうなとき、何も決められないような混乱の時のための法整備も必要なように感じました。 善意の上にしか成り立たない仕組みより、どのようなときにも最終的に打開策があるよな、頼れる法律の仕組みを考えておくのもありかもと思いました。(もちろん理想型であってほしいという願いはありますし、自分が知らないだけでそういう仕組みもあるのかもしれませんが。くだらない意見ですみません^^;) 重ねて御回答ありがとうございました^^;