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片麻岩の特質について教えてください。
落石事故について調査しています。ただ、hami10は高校時代から地学を専攻していませんので、岩石の性質ついてさっぱりわかりません。まず片麻岩とは脆い岩なのでしょうか。教えてくだされば嬉しいのですが、よろしくお願いします。 次に、飛騨変成岩類で「石灰質片麻岩」「石英・長石質片麻岩」「塩基性片麻岩」の脆さも含め特質を教えていただければ嬉しいのですが。。。
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片麻岩は、原岩(砂岩・泥岩等)が変成作用を受けた岩石で、片岩(頁岩やスレートなど)より変成作用が進んでいるため、片理、劈開など片状構造は弱くなっているので、目に沿ってはがれやすいということはあまり無くなります。 そのため、片麻岩はどちらかというと、「固い」岩石に分類されますし、特に石英質、塩基性のものとなればあまり脆いとは思われないのですが。 ただし地域特性や風化の程度にもよると思います。残念ながら飛騨変成帯の片麻岩はよく知らないので、断言はできません。 事故の調査ということでしたら、やはり専門家に現地を見てもらって、地質構造などきちんと整理した方が良いかと思います。 # 落っこちてきたのは、でっかい転石(浮き石)って # ことも考えられますので。
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- Auravictrix
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「へき開」というと大げさですが、要するに「異方性」があるということです。もっとくだけた表現をすると「め」があるのです。 非常に有名な例では雲母がうすく剥がれたり、ホウカイ石の例があります。硯石や東京駅の屋根のスレートで有名な雄勝石(玄昌石)とかもそうだと思います。 厳密な定義はわかりませんが、「岩石や結晶などなどが特定の方向からきれいに割れる」ことをへき開と言うとおもいます。
- Auravictrix
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片麻岩は、へき開性があります。したがってその方向に力を受けるとすべり、あるいは崩壊を起こしやすいことが予想されます。 片麻岩は、他の岩石が高温高圧下で変成作用を受けてできるとされ、由来する岩石や変成の具合で種類があると思いますが、砂岩のように脆いかといわれればそうではありません。しかし、上記のように異方性がありますので、壊れやすい方向があります。 飛騨変成岩類の細かい分類はわかりません。
補足
Auravictrixさん、早速の回答ありがとうございます。 ”へき開性”に力をうけると滑るのですね。。。 そこで、質問ですが岩石の世界で「へき開性」の定義 をお教えいただければもっと理解が深まると思います。 よろしくお願いします。
お礼
御丁寧な回答ありがとうございました。大変参考になりました。 今後ともよろしくお願いします。