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借入れしたいのですが、会社の代表が病気の場合、代理の者でもいいですか?
家族で会社を営んでいます。 今度、会社を移転するために借り入れしたいと思っているのですが、 代表(父)が病気で、借り入れの交渉が困難です。その場合他の者が代理で申し込むことは出来ますか? ちなみに、母が取締役になっており、跡継ぎの長男は役がありません。 借入れには、可能なら長男か私(長女・役なし)がしたいと思います。 また、代表が病気という事が借入れする際に問題がでないか心配です。 ちなみに、自己資金はありません。創業35年です。
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結論から言いますと、法的には可能です。 個人と同様に、法人自体に人格があると見做されるからです。 但し、代表個人が保証人に要求される場合には代表個人の意思確認が行われますので、代表の意識が正常である必要があります。代表が意識不明の場合、会社の借入はできても個人で保証人になることはできません。 中小企業の場合、代表者(社長)が人的カリスマを持っている場合が多いので、法的審査とは別にその会社の今後の存続基盤を審査される可能性は高いです。出来物の社長の跡継ぎがバカ息子だったりして、社長が急逝した途端に、取引先が全部引き上げたり、銀行がニューマネーを出さなくなったりすることは有り得ます。ただ、社長に万一の事があっても業況に大した影響の無い業種の場合は、差し障り無いでしょう。不動産賃貸業なんかは余り社長の個人的能力は問われません。また、社長が居なくても、しっかりした番頭的社員がいれば問題ないでしょう。 また、複数代表にする方法もあるかと思います。お母さんにも代表権を待たせれば、お母さんの代表権で借入行為はできます。上場会社でも専務以上の取締役に代表権を持たせて、リスクに備えたりしています。東京で大震災が起こったら、関西や九州で会社の指揮が取れるように地方取締役に代表権を持たせていたりします。 ただ、借入には資金計画や資金繰り予定、返済計画、その他担保条件・金利条件等の交渉が必要ですので、充分なお父様との相談が必要かと思われます。お父様がいなくても、事業の継続や見込みが安泰かどうかを見極めて、無理の無い事業遂行が可能なら借入も良いと思います。 しかし、父上の回復に不安があったり、事業継続に不安があるのなら、 名誉ある事業撤退も勇気と、判断する場合もありえると思料します。