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「聖書の達人」ソフトについて
通信制の神学校で聖書を学んでる1年生です。 注解書が欲しいのですが、そろえるのは大変だし。 電車で1時間かかる図書館に行こうと思います。 その話をしていると 「聖書の達人」というソフトには66巻の注解書が入ってるとか? 旧・新すべての注解書が入ってるんでしょうか。 また、実用聖書注解ということなのですが。 この注解の内容、良い点悪い点ご存知の方いらっしゃいましたら 教えてください。
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- totoro196
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laleさん こんにちは。 私も神学校の卒業者で在学中から 「聖書の達人」「Jばいぶる}のソフトを利用しています。 現在も活用しています。複数の聖書を登録でき 聖書、聖書辞典、キリスト教辞典、注解書をリンクして使えるので とても便利です 費用は掛かりますが充分それ以上の価値があると 思います。 USBメモリーに収納すれば移動先でも利用できます。 「実用聖書注解」には新旧訳66巻全部入っています。 この注解書は千代崎秀雄先生も推奨されていました。 1冊の注解書で完璧を期すのは無理ですが、実用上は充分です。
- kigurumi
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調べてみたんですが、試用ダウンロードができず、全部の注釈が入っているのか確認できませんでした。 試用なしに高額を支払うにはかなり勇気がいりますよね。 参考にならないかもしれませんが、、、、 Jバイブルと連動させたとき、その真価を発揮すると紹介されたので、さらに支払わないと。。。。 http://72.14.235.104/search?q=cache:aphMimgphWwJ:sky.geocities.jp/biblestyle/tool.html+%E8%81%96%E6%9B%B8%E3%81%AE%E9%81%94%E4%BA%BA&hl=ja&ct=clnk&cd=12 >旧・新すべての注解書が入ってるんでしょうか。 それは断言して言えます。ありえない。 ユダヤ教も勢力がいろいろあり、最初はクジビキでそれぞれの役割を平等に決めていたようですが、だんだん「自分達の理解こそ正しい」とかやりだして、それで聖書を読むと、矛盾する内容が書かれていたりするんですね。 神のことに関する書は燃やしてはならない と掟があったので、矛盾した内容がそれぞれ残ってしまったわけです。 秘儀を伝承で選ばれた後継者に伝えるはずが、宗教的指導者がどの派閥が勝ち取ったかで、その伝承が正しく継続できなくなったんじゃないかと。 イエスがいたとされた時代よりずっと前には、恐らくレビ族じゃない祭祀がエルサレム神殿を占拠して、レビたちは荒野に拠点を移して活動したようです。 で、彼らは聖書のほとんどの写本を持っていたんですね。 どうしてほとんど持っていたのかは真相はわかりませんが、とにかく聖書を持っていた。 エルサレム神殿の図書館にもあったでしょうけど、ローマが徹底的に焼き払ったのでヘブライ語やアラム語で書かれた写本 あるいは原本は無いとされていたんですね。 イスラエルの独立する前日だったか忘れましたが、突如もうこの世に無いはずの聖書がクムランの洞穴から出てきて大騒ぎになりました。 キリスト教側が旧約と呼ぶ聖書のほとんどと、その教団の規則書や注釈まで出てきたんですね。 イスラエルの建国の直前ですから、そりゃあ もう大騒ぎだったようです。 その出てきた書物を調べると、荒野に拠点を持った正統派の祭祀たちは、義の教師を得たことで、聖書(旧約の方)の解釈が何を伝えていたのか理解できたとし、終末思想に陥って最後の審判が来る~と思ったようです。 主にハバクク書の注釈で思ったようですが、、、 注釈はですね、、、、 例えば、詩篇37 <解釈すると、これは彼が彼に送った[掟]と法[のゆえに]、彼を殺そうと[義の教師を見張っていた]悪しき[祭祀]に関わる。しかし神は[彼を打ち]捨てられず、そして裁かれる[ときにも罰されない]。そして[神は]、彼らが[裁判を]行うことができるよう、その者を諸国民の暴力的なものたちの手に引渡し、彼に報われる。> 注釈にも関わらず、やっぱり意味わかんないですね。 ただ専門家によると、悪の祭祀が義の教師を殺したという事実を詩篇とリンクさせてクムランでは解釈されたと言うんですね。 イエスはラビ(教師)と呼ばれていたからイエスのことかといえば、違います。 紀元前1世紀くらいにクムランに存在した義の教師と呼ばれる人に襲い掛かった災難について書かれているんですね。 「右の頬を打たれたら左の頬を出せ」というのも実はイエスではなくクムランの教え。(宗規要覧10・17ー18) クムランの方が古いですから。 多数者 という意味は大勢という意味じゃあない。 12人だったかとにかくトップの上位にいた祭祀たちの総称。 「とって食べなさい これは・・・」とキリスト教が聖食の儀式の時使う言葉。 これもクムランで大衆者が食事の儀式の時に使っていた言葉。 イエスは彼の12人の弟子を指して <多くの人>といったが、ルカの作家はその部分を<あなたたち>とまるで大衆者(つまりトップ12)じゃなく平信者に対しても通用するように受け取れる文章に書き直している。 大衆者は信者のことではなく、裁判権を持った教団の権力者12人のことだった。 あくまでクムランでですが。 以上のような情報はキリスト教を震感させるものなので、そのソフトにの注釈には載っていないはずです。 聖書は理解が難しいというのはあなたに限ったことじゃないんですね。 恐らくバチカンの教皇も「わけわからん」なはずです。 どうしてか。 直訳しているから。 例えば a rabbit with horn。 角の生えたウサギ? 原文の日本語だと <兎に角>。 英語に意訳すれば anyway。 新約聖書はもともとギリシャ語で伝えられていたのか? そうだとしたらどうしてマタイ書は意味わかんない文章になっているんでしょう? マタイの作家がギリシャ語に疎かったから というのが定説です。 が、神に関することはヘブライ語の一字一句たりとも変えてはならないという掟があったということを考慮すればどうでしょう? ギリシャ語しか理解できない異国に住むヘブライ人に伝えるには、彼らが理解できるギリシャ語に直訳するしかなかったようなんですね。 シラの子イエスを書いた作家も、極力原文に忠実にギリシャ語に翻訳したが、どうしてもギリシャ語に無いヘブライ語独特の語は、それに近いギリシャ語に訳さなければならなかった って言ってますし。 だから油を塗られた人を指す語彙がギリシャ語ではないので、救世主を意味するキリストにメシアが変えられたりした。 そしてメシアとは救世主のことだと思って読んだ。 そういう概念で読めば理解する内容も違ってきます。 メシア=聖別された者って、身代わりに贖罪として生けにになるヘレニズム神話が持つ救世主とは違う。 でも他の地域は王が身代わりに贖罪して豊穣をもたらすという神話があったので、だからキリスト教というか福音書はそれらの地域で書かれることになったわり、イエスが死んだことで人間は幸福になれたという解釈になってしまったわけです。 「イエスは目の悪い人を目が見えるようにした」 神だから当然可能だった? いえ、兎に角と同じようにヘブライ語の慣用句では、目が悪い=ケチ って意味。 「迫害されたものは幸いである 天の国は彼らのものである」 ↓ 迫害じゃなく 救いを<追い求める>ものは幸いである。 キリスト教の教義がガラガラと崩れ去る内容なので、もちろんこういった内容もそのソフトには納められていないはずです。 「心が貧しい人は幸いである」も難解ですが、ヘブライ語に戻せばどういう意味か理解できる。 これは日本語に翻訳された旧約から理解しようと思ってもわかりません。 日本語に翻訳された聖書を何億回読もうと、旧約から意味を探そうとしても、ヘブライ語の慣用句がわかるってことは無い。 イエスの言葉は聖書をよく読めばわかるはずだと言う先生に逆に「どうして迫害された人は幸いになるんですか」って聞いてみてください。 で、、、 最後にキリスト教もいろいろ派閥があり、派閥によって解釈が違うんですね。 同じなら分裂して新しい教壇を作り「うちの解釈の方が正しい」なんてやりませんから。 その学校がどの派閥なのか調べて、どこがその派閥の独特の解釈なのか調べないと、うっかり他の派閥の解釈したものを答案用紙に書いてしまうと、×になります。 だから、学校に注釈が書かれているものを手に入れたいので、どれがいいか教えてください と聞く。 まさか自分達と敵対している派閥の参考書を教えるわけないので、テストに他の派閥の解釈を回答して×をもらうなんてことはない。 その学校が聖書の達人を知っているのなら、それがどういうものか教えてくれると思います。 知らないのなら、利用していないと思われます。 もしくは利用する必要が無いから推薦しないんじゃないかと。 まずは学校にその派閥の言う解釈の理解を深めるにあたって必要な書籍はどれが一番いいか問い合わせてみてください。 一番は配られた教材でしょうから、それで足らなかったら講師に質問して、講師が答えられなかったら、、、、、テストに出ません。