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プラスチックタイプの濾過材
最近何かと話題のプラスチックタイプの濾過材ですが・・・。 プラスチック濾過材は当然表面はツルツルで多孔質(ミクロン単位でみれば多孔質なのかな?)とはいいがたいですよね。通水性は非常によろしいですがね・・・。 多孔質タイプ(セラミック、ガラス、陶磁器)の製品を製造しているメーカーの売り文句である「多孔質のためバクテリアの繁殖が促進される」的なコメントと見事に相反しているような気がしてならないのですが・・・。 このことにかんしてコメントをいただきたいです。 実際使用されている方の意見など聞かせていただけるとうれしいです。
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massosさん、こんOOは。 そんなにプラスチック製濾過材が話題になっているんですか? それはともかく多孔質とプラスチックでは使用目的が違います。 多孔質タイプは常に水に使っている濾過フィルターで使用、プラスチックタイプは常に空気に触れる濾過フィルターで使用します。 多孔質タイプはご存知のとおり広い面積でたくさんバクテリアを繁殖させるように作られており、プラスチックタイプの濾過材を使用するドライ濾過方式は表面が濡れてはいるが常に空気に触れているので、表面に好気性バクテリアが空気中の酸素を使って増殖しコロニーを形成します。しかもコロニーが増殖しすぎて大きくなりすぎると濾過材表面から剥がれ落ちます。剥がれ落ちて空いた濾過材の表面に改めてバクテリアが繁殖していきます。すなわち自動的に濾過材がリセットされるので、多孔質タイプのように定期的に洗浄する必要がなく(ほぼ)メンテナンス不要です。またバクテリアが常に空気に触れているので、水中に漬かりっ放しの多孔質タイプに繁殖しているバクテリアより多く繁殖して濾過効率がよいのです。逆の言い方をすれば多孔質タイプの濾過材を使用するろ過法は濾過効率が悪いがゆえに、表面の広い濾過材をわざわざ使用するともいえます。 ということで、おのおの使用方法が違うということです。逆で使用すると濾過がうまくいかない恐れがあります。
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「多孔質タイプは表面積が広いためバクテリアの繁殖が~」と言うメーカーの宣伝文句は、全くの間違いです。使ってみれば解りますが、使用中のロザイの表面には、汚れが付きロザイ自体の表面が、隠れて行きます。この時点で、ロザイ奥の表面積は全く意味を失います。またロザイ奥のほうでは、水が供給されないため、全く浄化は行なわれていません。 汚れのなかにはバクテリアが沢山住み着き浄化を行なっています。この汚れの事を活性汚泥と呼びます。バクテリアの活動は「活性汚泥」中で活発に行なわれますので、この活性汚泥を効率よく保持する事が浄化能力を高めます。 活性汚泥は、バランスが微妙で、沢山溜まると単なる汚れ(腐敗)になります。汚泥量と通水量がうまくバランスしていないとだめです。 多孔質ロザイは表面がざらざらしているため、この活性汚泥を保持しやすく、立ち上がりが早い事を期待できます。その点では、表面がつるつるしていますと、活性汚泥の保持が難しく、立ち上がりが遅いと思われます。 従いまして、表面がざらざらしていれば、多孔質でなくとも同様の性能が期待できると思います。