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酸化アルミニウムと炭酸ストロンチウムの両方が溶ける適した有機溶媒
酸化アルミニウムと炭酸ストロンチウムの両方が溶ける適した有機溶媒は何か無いでしょうか? この混合溶液を加熱、攪拌し、ゾル液を作製したいのですが。 調べたら、アルミナはジメチルエーテルに僅かに溶けるらしいです。 これなら、高校でも聞いたことある薬品なので、格安だろう、と思ったのですが、非常に高かったです。100グラム1万円。 もう少し安い溶剤は無いでしょうか? また、炭酸ストロンチウムも、調べたら、希酸に溶けるとあります。 ジメチルエーテルなどの有機溶媒には溶けにくいのでしょうか?
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どういう条件が必要なのか、あるいはどの程度の条件まで許容なのか不明なので(と申しますのが、加熱攪拌とありますが、ジメチルエーテルの沸点が-23.6 ℃ですのでオートクレーブの様な圧力容器を用いて加熱攪拌をしても良いのか?どの程度溶解しないといけないのか、また必要な温度範囲は?有機溶媒でなければならない理由は?など)適当な回答になっているかどうかは判りませんが、ご参考になればと思います。 先ず、ジメチルエーテルを候補に挙げられていたのであればTHF(テトラヒドロフラン)を検討されてはいかがでしょうか。 エーテル類にはアルミナは大して溶けませんが、微かに解ける程度で良いのであれば、THFは要望に合うかもしれません。 ジメチルエーテルに比べると価格的に安く、ジエチルエーテルよりも溶解性もありますし、沸点も比較的高いですし、扱い易いと思われます。 また、アリキル鎖が少しだけ長いので、無機物の溶解性はやや期待できませんが、価格が比較的安いジエチルエーテルがどの程度解けるか試してみられても良いかもしれません。炭酸ストロンチウムは扱った事がないのではっきり言えませんが、アルミナ同様に若干なら溶けるかもしれません。 また、非プロトン性極性溶媒のDMFやDMSO、HMPAなどの有機溶媒としては比較的無機塩や無機酸化物を溶解しやすい溶媒です。水と混合させて用いる事もできますので、含水条件でもかまわないのであれば混合溶媒として溶解させて使う事が出来るかもしれませんね。 ただし、一般的に室温で溶かすのではなく加熱して溶解させますし、溶媒との配位や反応があるかどうか、またどのように影響するか、など事前に予測、確認などをしておいた方が良いと思います。 また使用温度は高すぎると溶媒自体が熱分解しますし、反応などで使われるのであれば、後で溶媒を除去しないといけないので後処理が必要となり、ちょっとやっかいですがお勧めです。 アルミナや炭酸ストロンチウムをどのような目的で使われるのか興味深いです。有機合成の触媒やテンプレートにでも使われるのかな?
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- Ichitsubo
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金属酸化物が金属酸化物としてまともに溶解する溶媒はありましたっけ? 炭酸ストロンチウムも確かに希酸に溶けますけど、そんなことしたら二酸化炭素出しながら反応してしまいます。 そういうことで、何がしたいのかよく見えてこないのですが……
お礼
回答ありがとうございました。 そうですね。自分も調べたのですが金属酸化物は有機溶媒には溶けないようですね。
お礼
こんなに長文で説明いただきありがとうございます。 自身の知識がまだ浅いため、アドバイスいただいたことを 瞬時に理解できていないのですが何度もじっくり拝読してみようと思います。 THFというものを調べてみます。