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ヒール&トゥーの空ぶかしは車に悪い?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3413678.html こんにちは!上記の質問でレシプロエンジンで空ぶかし(負荷のない状態でエンジン回転数を上げる)はよくないとみなさんおっしゃってたみたいなので、実はMTでシフトダウン時にアクセルを煽ったり、ヒール&トゥーをするのはエンジンにはよくない事なんでしょうか? 当方、サーキットなどで走るのですが、サーキットではレッドゾーンギリギリまで空ぶかしをして、回転を合わせる事がよくあります。 サーキットではしょうがないにしても、日常の運転でもダブルクラッチを多用してますのでそれが長期的に車に悪いのであれば、日常の運転では控えたいと思っているのですが、どうなんでしょうか? よろしくお願いします!
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大丈夫ですよ。 まあ、例えば、レッドゾーンギリギリまで、クランクに負荷をかけながらのアクセルオン(マニホールドプレッシャーを上げておく)というオペレーション(操作方法)は、問題はない(目的に合った正しい運転方法)ということは充分にご理解頂いておりますね? いけないのは、「負荷があまりかかってもいないのにいつまでもエンジン高回転を続けながらアクセルもパーシャルに微妙に開け続けるような運転方法」がダメなのです。 具体的な例では、平坦な道路を 80km/hで2速や3速でずっと走り続けるような、アクセルをあまり開けていないのにエンジンが高速回転であるというような場合は、ダメなのです。一定速度走行に入ったらすぐにエンジン回転数はクルージング回転数まで落としてやるべきです。 よって、ニュートラルやクラッチを踏んだ状態でアクセルを踏んでエンジン回転数を上げ続けるということは、クランクに全く負荷がかかっていない状態ですのでアクセル踏み込み量をほとんど踏まずにエンジン回転数を高いまま続けることができてしまいます。この状態が、「良くない・ダメ」なのです。 ダブルクラッチの場合、まずエンジン回転数を瞬時に上げなくてはいけないのでアクセルペダルは結構踏みますよね。これで問題なし。(「エンジン回転数を上げる」という負荷がかかっているため、インテークマニホールドプレッシャーはある程度高めにできる。)(逆に、1000回転近くのエンジン低回転時はマニホールドプレッシャーは決して上げてはいけませんので、始めはジェントルに。) 必要量までエンジン回転数が上がった時点で即アクセルオフにしますよね。アクセルオフの間は、ガソリンは供給されません。 ダブルクラッチ使用時は、それは必ず、急加速のためのシフトダウン操作時ででしょうから、ギアーが入れば即またアクセルは結構踏み込みますでしょうから、これも全く問題なし。 というわけです。 「[クランクに負荷がかかっていない状態で] [アクセルは微妙なパーシャルオンで] [エンジン高回転を“続ける”]」ということをしなければ、それは大丈夫です。 エンジンは、高速回転下では、アクセルは結構開いてマニホールドプレッシャーは高めでなくてはいけないのですね。 なぜなら、 速過ぎるのです。 何が速過ぎるかといいますと、点火されてから排気バルブが開くまでが。ですね。 つまり、 燃料と空気のミクスチャー(混合気)は、例えば、燃料と空気の混合の割合比が全く同じ条件下で、その気圧が高いほうがその燃焼速度は速く、その気圧が低ければその燃焼速度は遅くなります。 (http://72.14.235.104/search?q=cache:SK_085X145QJ:question.excite.co.jp/kotaeru.php3%3Fq_id%3D2418776+%22%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%8C%E9%AB%98%E3%81%84%E6%96%B9%E3%81%8C%E3%80%81%E7%82%8E%E3%81%AE%E7%87%83%E3%81%88%E9%80%B2%E3%82%80%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%8C%E9%80%9F%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%22&hl=ja&gl=jp&strip=1)の(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2203409.html)の ANo.12 つまり、 「点火されてから排気バルブが開くまでが“速過ぎる”。」というか、「アクセル開度が足りずにマニホールドプレッシャー内の気圧が低く、混合気の“燃焼速度が遅過ぎ”てしまう」のですね。 これにより、排気バルブが炎に包まれ続けて、排気バルブが焼けます。 これのために、ナトリウム封入排気バルブを装備するエンジンもあるほどです。 (中のナトリウムが溶けている間は融解熱にて熱を奪うため、バルブを守る。という原理。) まあ、例えるなら、ローソクの炎に、指を0.2秒さらすことを、時間を開けて200回やっても火傷などしませんが、続けて 40秒、または半分の 20秒であっても、“続ける”と一発で非常に危険な大火傷になることと同じですね。 他にも、エンジンブレーキの弊害時と同じような、 {(http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2265045.html)の ANo.6} コンバスチョンチェインバー内の圧力低下によるシリンダー壁のオイルプレッシャーの低下の問題等々も、あるにはありますが、 ロウソクと指の例えの話と同様、エンジンも、それが短時間であればほとんど問題はないですが、それを数秒間以上続けるということでいきなり極端に事態は悪化する。といった問題になります。極々短時間であれば、例えばレッドゾーン近くでニュートラル&アクセルオフで回転数が落ちるまでの1~2秒間などは、ほとんど気にしなくてよいようなレベルではないでしょうか。 ニュートラルで、アクセルを踏んで高回転を続けさせる。なんてことをしなければ、大丈夫でしょう。 また、 間違えないで頂きたいことは、 クランクに負荷をかけて、アクセルをオンで強力な加速状態にある時のレッドゾーン付近でのオペレーションは、操作方法としては正しいものです。 (その操作方法が地球にも優しいとも言っていませんし、エンジン長持ちの秘訣とも言っていませんが。) よって、 不必要にエンジンをふかしたり停止中にエンジン回転数を上げて無駄なことをすることは避けるべきですが、 だからといって、必要なダブルクラッチを控える必要もないということです。 ところで、 なぜ、ダブルクラッチを使っていますか? やはり、ギアーが鳴いたり、ギアー入りが渋かったりするので、シンクロを守る目的でダブルクラッチを使うわけですよね? としますと、そのトランスミッションを守るという、非常に重要な目的があるわけです。そして天秤にかけたエンジンへの悪影響のほうはどうやら非常に低そうですので、 必要なダブルクラッチは使っても全く問題がないということが言えるとお思います。 ダブルクラッチ等につきましては、 (http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2849121.html)の ANo.19 の下のほうのURL群。 &続き(http://oshiete.goo.ne.jp/search/search.php?status=select&MT=http%3A%2F%2Foshiete1.goo.ne.jp%2Fqa2849121.html&ct_select=0&ct0=&ct1=&ct2=&ac=&tf=all&st=all&c=&mt_opt=a&qatype=qa&sr=date&st%5B%5D=before&st%5B%5D=after) お暇な時にでもお読み頂くと、おもしろいかもしれません。
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おはようございます。 自分も以前はサーキットを走ったりしていました。 ヒール&トゥーは減速時にブレーキをかけながら、低速ギアにおとす為にエンジン回転をギアに合わせる技術ですから、サーキット走行では欠かせないですよね。 この場合は一瞬ですし、落ちていくエンジン回転を一瞬アクセルをあおって回転を合わせるだけで、次の加速に備えたものですので、回転数もそれほど高くありませんから、エンジンに与える影響も少ないと思います。 スタート時の空ぶかしも一瞬ですが、レッドゾーンまで回転をあげてクラッチミートするとクラッチの方が心配です。 ダブルクラッチは自分は使った事ありませんが、現在の車はミッションのシンクロ機構が発達していますし、エンジン回転数をギアに合わせてやれば必要ないと思います。 日常の運転では騒音など人の迷惑になる可能性がありますので、お気をつけて楽しんで下さい。また、サーキット走行はエンジン以外にも車の負担が大きいので、エンジンだけでなくいろいろチェックが必要です。
お礼
ありがとうございます!エンジンへの影響は少ないようなので安心しました!
- makochi
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シフトチェンジ時の一時的な空ぶかし(別にレッドまでまわすわけではないですものね)は、まったくの許容範囲です。 空ぶかしすることによる影響は、長い目で見たとしても、それを見極めるのは難しいでしょう。つまり、あえて控えたりする類のことではありません。 ダブルクラッチの効用はご存知だと思います。#1でも書きましたが、多くのレーサーは競技ではシングルクラッチ、一般公道ではダブルクラッチで運転する人が多いそうです。
お礼
許容範囲ということで安心しました!回答ありがとうございました!
- makochi
- ベストアンサー率38% (496/1279)
正しいダブルクラッチは、MT車ではギアの負荷を減らすとされていますが、現代のクルマで一般公道は不要です。 シンクロメッシュって聞いたことあると思いますが、市販の殆どすべてのMT車には自動で回転数とギアをあわせてくれる機構がついています。 それに頼るのが良いかと。 それでも、「正しい」クラッチ操作ができていれば、長い目で見てギアへの負担を減らすことにはなるかもしれません。 ついでに、クラッチレスシフト(クラッチを使わずに回転数を合わせてシフトチェンジ)が出来るようになれば、サーキットでは有利でしょうね。多くのレーサーは競技ではシングルクラッチだそうですが。
お礼
回答ありがとうございます。 ダブルクラッチでギアへの負担は減らせると思うのですが、空ぶかしをする事によるエンジンへの影響が知りたいです。参考に載せたURLではレシプロエンジンでの空ぶかしはよくないということなので、シングルクラッチにしろ、ダブルクラッチにしろ、シフトダウン時に空ぶかしをする必要があると思うんです。
お礼
詳しい解説本当にありがとうございました! アクセル開度とエンジンの回転数がポイントなんですね!