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用語の意味の確認です。
hami10です。いつも質問にお答えいただきありがとうございます。 今回も用語の意味を教えてください。 ワイヤロープの加工で「プレテンション加工」の用語の意味を 教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
「ワイヤーロープ」というのは、一本の線で出来ているのではなく、複数のワイヤーをよじり合わせて、一本のロープにしているのです。 個々のワイヤーは、降伏応力以上の力をかけない限り、伸びや直径の変化や,その他物理的特性の変化はないと言えます。無論、反復ストレスで、特性が劣化し疲労することはあるでしょう。 ワイヤーロープは、ワイヤーを複数束ねて、かつ撚り合わせて作っているので、このロープに荷重がかかると、撚りと撚りの隙間が引き締まったり、その結果、ロープの半径が絞られて小さくなるなどの変化が起こるのです。 撚り合わせの構造も、或る程度の荷重なら、元に回復すると考えられます。しかし、実用で使用して、長期間荷重をかけると、撚りの引き締まりなどで、構造的に不可逆的な変化を起こして、最初の設計の長さや直径、引っ張り特性などに変化が起こってくるのです。 実際にロープを実用に設定してから、こういう変化が起こると、設計上、不都合なことが起こるのです。あらかじめに、荷重を加えて、一定時間放置する処理を加えて、撚りのあいだの構造的引き締めを行い、荷重がかかった後の状態構造へと、ロープを加工するのが、プレテンションだと言えます。 プレテンションとは、「事前張力」の意味で、事前に張力をロープにかける加工でしょう。 >プレテンション >http://www.rope.co.jp/data/51.html
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- 2002pon
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下記サイトが参考に。
お礼
2002ponさん、早速の回答ありがとうございます。 今後ともよろしく御願いします。
お礼
asterさん、大変わかりやすい説明でした。 ありがとうございました。