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足利義昭・源義経は馬上弓が引けなかった?
馬上弓を引けるようになるには、幼少の頃からの訓練が必要だと聞きました。 事実、足利義昭、足利義教、源義経など、小さい頃に僧籍に入っていた人物は馬上弓は引けなかったと聞きます。 流鏑馬のように、移動している馬に騎乗して弓を撃ち、動いている人間に当てるということは、幼少の頃から訓練しないとできないものですか?
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- yoshi_tune
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当時の馬は、ポニーほどの大きさです。 また、鐙は今の西洋式のものとは違い、大変安定の良いものです。 当時は馬しか乗り物が無いので、運動神経があるなしに関わらず誰でもが乗ることが出来ました。 足の力に大変優れていた者でしたら、馬に立ち上がって射る事も出来ます。 当時の戦場は駆け回って弓を射る事よりも、止まった状態で射る事が多く、走って駆け抜ける事は殆どありません。 (矢や弓は大切なもので、残り矢などの管理を常にしていました。) 義経自身は両利きでしたし大変健脚で器用な方でしたので、一般の方に出来る事は殆ど出来ます。 義経の時代で、馬上で弓が撃てないものは、長物を使用した弁慶がおります。 (彼こそ弓は使えません。) 小さい頃に僧籍に入っていた人物が弓の使えない基準にはなりません。 (時代背景もありますし、武家だけでなく公家との繋がりがあると、風習も全く異なりますのでその方の育った過程に関係すると思います。) 今でも競技での流鏑馬がありますが、馬に乗れる方でしたら訓練次第で誰でも出来るようになります。 これは余談ですが、 義経に関して言い伝えなど最近大変根拠の無い回答ばかりが実しやかにgoo内部で記載されておりますので、関係者は大変迷惑しております。 義経に関して当時の事がお知りになりたいのであれば、こちらに質問いただくか、下記のHPなどをご参照下さい。
まず私は高校時代は弓道部で、和弓をひけますし、乗馬もできます。 流鏑馬ですけど、当時は和式の鞍に乗りますけど、通常乗馬は馬体を足で挟んで騎乗し、馬のリズムに合わせて騎手も立って座ってという動作をしますけど、これでは狙いが定まらないので、鐙に突っ立って腰で反動を吸収しつつ馬を走らせて弓を射ります。 http://rosary.milky-web.net/yabusame01.htm この動画の2人目の方を見るとよく分かりますけど、この程度までなら私でもできますよ。 全力疾走させるとなると、回し木馬を使って練習しますけど http://www2.odn.ne.jp/yabusame-fg/yabusame.html この一番下の木馬にまたがり、的の間を走り抜けるタイミングで指導者が木馬を回して練習をさせます。 上手い下手は別にして、形だけなら中年から始めてもできますよ。
- buchi-dog
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「流鏑馬」とは「走る馬の上から落馬せずに矢を射る技術」です。流鏑馬の映像を見ると、馬と的が非常に近いのが判ります。現在の諸流派では、馬場(馬の走るコース)と的は5メートル程度の距離を置いている様で「ウマと的が接触しない最小距離」と言って良いでしょう。 現在でも史料が多く残る戦国時代の実戦では、騎馬武者には徒歩の従者が複数名従っています。騎馬武者の5m先に敵兵がいるなどということはありえません。槍などの長柄の武器を持つ従者が直ちに排除しますから。仮に「走る馬の上から落馬せずに5m先の敵に矢を当てる技術」を有しても、戦闘には直接には全く役に立ちません。実際、戦国時代の軍記ものにも合戦屏風にも「馬上から弓を射た」などという話は全く登場しません。 西洋史の事例を見ても判りますが、弓矢という武器の最も有効な活用方法は 「一定人数の強い弓を引ける弓兵を訓練し、放物線の軌道で重いヤジリをつけた矢を、密集した敵軍に向けて一斉に放つ」 という「弾幕射撃・公算射撃」的な使用法です。 この場合、いったん最高度まで上がった矢が加速度をつけて下に落ちますから、敵兵に命中すれば殺傷力は十分です。ただし、一本や二本撃っても戦果は全く期待できず、100本くらいを一度に放ってはじめて威力が出ます。 あるいは、城などの高所から、下にいる敵兵を狙い撃つ。万有引力により、矢自体の重さで加速度がつきますから威力が倍増します。反対に、下から上に向って矢を放っても全く殺傷力は期待できません。 仮に、騎馬武者が矢を射る機会があるとすれば、 「ウマの機動力を利用して敵の横や背後に回り、馬上という高所から敵(指揮官クラス)を狙撃し、ウマの機動力を利用して直ちに退避する」 用法でしょうか。現代の「狙撃銃」的な使用法です。この場合、弓矢はなるべく高い位置から撃つ方が威力が大きく、射程も延びますので「馬上射」の意味がありますが、「走りながら撃つ」意味は全くありません。敵に見つかって退路を絶たれる前に敵に矢を命中させねば意味がなく、自らの生命を危険に曝しますから「一発必中」のために必ず静止して撃たねばなりません。 いずれにせよ「流鏑馬のように移動している馬に騎乗して弓を撃ち、動いている人間に当てる技術」が、仮にそれを異常な訓練と天賦の才能によって会得したとしても、戦場で使いようがないムダな技術であることは理解して頂けたでしょうか。
- yakyutuku
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あれは祭りでの見世物みたいなもので、一般的な武士の技術というよりもはや名人の芸です。本来馬上弓といえど止まって撃つものです。 幼少のころから訓練が必要かといえば、まあ和弓自体勘単に習得できるものではありませんので、それを馬上からとなれば仕事を抱える大人が簡単に覚えられるものではありません。それでも筋がよければ大人になっても覚えられないとは言い切れないでしょう。流鏑馬のように動いている馬から動いてる相手となれば、子供のころからやっても覚えられない人のほうが多い思います。覚えたところで戦場では役に立ちませんが。
- dais4x
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きっと運動神経の問題ですね。 できる人は、すぐできると思いますよ。