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夢と覚醒

ある夢を見るときが時々あります。 しかし、その手の夢を見るときには、 次第に夢の中に居ながら「ああ、これは夢だ」と気づくのです。 これはどういうメカニズムなのでしょう? 最初は夢と同化しています。 しかし次第に夢の中に居る自分に気づくのです。 私の素人判断では、 抑圧された欲求が夢に現れる。 けれども、頭のどこかが覚醒していて、 これは現実ではないという信号を夢の中の私に伝えている。 そんな感じじゃないかとおもっているのですが。 この「夢の中で夢だと気づく」ということについて ご説明頂ければと思い質問しました。

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  • hakobulu
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回答No.5

>女性と親しくしている夢を見ていると、必ず「これは夢なんだ」と 夢の中で思います。(#2さんへのお礼から) :この因果関係はおそらく逆ではないかという気がします。 「女性と親しくするということは夢でしかできないに違いない」という(無意識的な)思い込み、つまり、それほど強く望んでいることが現実的には実現できないという抑圧的感情が見させる夢であればこそ、「これは夢だ」と気づくことが最初から織り込み済みになっているのではないか、ということです。 「現実体験の欠如」や「強い思い込み」が夢の続行を妨げるということは無いのではないかと思われます。 なぜならば、「現実体験の欠如(と思われるように事柄)」として解釈されるものこそ夢が得意とする表現方法だからです。 夢とは、無意識が意識の検閲をかいくぐって発現するものですから、荒唐無稽が売り物のひとつであることからもおわかりのように、(場合によりますが)なるべく現実味の無いほうが都合が良いわけです。 歪曲・代替(置き換え)などは夢の得意技で、殆んどが連想に次ぐ連想で成り立っています。 同様に「>自分が殺人など犯すはずがない!」という強い(潜在)意識が夢の進行を妨害することもないように思います。(あくまで基本的にはですが) たとえば武器(ピストルやナイフ)などによる殺人は、しばしば性交や相手に対する優位性の象徴として捉えられる場合があります。 また、その後の葬儀を演出するためにわざわざ身内や知り合いを殺すこともあります。 これは、遠く離れていたり何かの事情で会えなくなっている人(A)とどうしても会いたい、という抑圧された無意識が引き起こすものと解釈される場合があります。 その心は、死亡した人が(Aと自分との)共通の知り合いであるために「Aはその人の葬儀に必ず現われるはずだ→再会できる」というわけです。 また、#2さんおっしゃるように睡眠が覚醒の域に近づいている時に見る夢の場合にも同様のことが起こる可能性はあるように思います。 私も夢には多少興味はありますが、素人判断にすぎませんのでそこはお含みおきください。  

noname#79626
質問者

お礼

>「女性と親しくするということは夢でしかできないに違いない」という(無意識的な)思い込み、つまり、それほど強く望んでいることが現実的には実現できないという抑圧的感情が見させる夢であればこそ、「これは夢だ」と気づくことが最初から織り込み済みになっているのではないか、ということです。 なるほど・・・例によって鋭いご指摘です。 とすると、シナリオとしては、「ここで本人夢だと気づく」と端から書かれているのでしょうか・・・ 私としてはご指摘に頷きながらも、 やっぱり女性が夢に現れる⇒親しく話していくうちに⇒「ん?自分がこんなに女性と親しくしているなんてちょっとありえない」⇒「ああ、こりゃ夢なんだ!」という流れのような・・・というかそう思いたいのですかね・・・ ご指摘のように、荒唐無稽が夢の十八番であれば、せめて夢の中 でくらい「ありえないこと」があってもいいと思うのですが(苦笑) 何故夢の中でまで、理性的、合理的でなければならないのでしょうか・・・夢でさえ検閲がかかるっていうのは・・・ >それほど強く望んでいることが現実的には実現できないという抑圧的感情が見させる夢・・・とはなんと残酷な。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (5)

  • hakobulu
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回答No.6

#5です。 >>それほど強く望んでいることが現実的には実現できないという抑圧的感情が見させる夢・・・とはなんと残酷な。 :全くそのとおりですね。 なぜ望んでいることを自分自身で(残酷にも)抑圧してしまうのかという点に思いを巡らせるようにしないと、いつまでも堂々巡りになってしまうということでもあります。  

noname#79626
質問者

お礼

再度のお答えありがとうございます。 >なぜ望んでいることを自分自身で(残酷にも)抑圧してしまうのか 突飛な発想ですが、「自分自身で」抑圧しているという気はしません。 これは定められた運命と夢(潜在的欲求)との相克だと思っています。 自分自身ではどうしようもないこと。結局私のささやかな夢は常に敗北するのです。 私個人がどう足掻いても抜け出しようのない現実です。

noname#194289
noname#194289
回答No.4

kaitara1です。睡眠は人間の意識から言えば死んでいる状態と変わりがないと思います。普通言っている今というのは実は過去未来を含めた人間特有の時間軸の上の今のことで、体(人間のでも)や虫が持っている今とは違うと思います。体や虫が持っている今は意識されていません。忘れるべき我もないということではないでしょうか。

noname#79626
質問者

お礼

kaitara1さん、再度のご回答ありがとうございます。 物の時間と、人間の意識の時間とは別個のものだということでいいのでしょうか・・・ とても哲学的な感じですね・・・ 私の理解が浅かったら申し訳ありません。

回答No.3

>>>で、夢も現実の体験の欠如によって、 夢を続行させることが出来ずに「覚醒させる」とは考えられないでしょうか・・・ ありえますね。 どんな突拍子のないメチャクチャな夢でも必ず「材料」は必要です。 無から有は生じませんので。良い「材料」が無いとストーリーの展開に困っちゃいます。ここら辺の葛藤が起こったときに夢だと気付くんじゃないでしょうか。 以上。素人の意見でした。

noname#79626
質問者

お礼

わたしもそんな感じがしてるんです(泣) でも考えれば「実体験」はなくても「材料」はテレビや映画でいくらでも仕入れることは出来ているのですよね・・・ 例えば真面目な性格な人が「殺人」を犯した夢を見たとします。 確かにテレビなどで殺人のシーンの「材料」は仕込まれているわけですが、「自分が殺人など犯すはずがない!」という強い(潜在)意識が覚醒を促すということも考えられないでしょうか? お答えありがとうございました。 ところで、お名前がとても似ていますね(笑)

  • ezotanuki
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回答No.2

夢は睡眠時に大脳がランダムに流す情報で、起きているときにはキチンと押さえつけられてるものだと言うのを、何かの本で読みました。 そうなると、「夢だ」とわかる瞬間はまさに脳が睡眠から覚醒し始める時間なのではないでしょうか。 覚醒が不完全で脳が「夢の情報である」と感じることが出来るが その情報をとめることが制御できない、そういった狭間に感じる瞬間ではないかと思うのです。 もっと難しく、「レム睡眠」「ノンレム睡眠」などの状態も 関わってくるのかもしれませんが、実証例はあっても証拠立てた理論は まだまだ研究のさなかだと思います。

noname#79626
質問者

お礼

>「夢だ」とわかる瞬間はまさに脳が睡眠から覚醒し始める時間なのではないでしょうか。 そのような気もするのですが、 私の中では、夢と覚醒の狭間に生じる現象ではなく、 意識の「こんなことは夢でしかありえない!」という強い信号が 覚醒を引き起こしているように感じるのですが・・・ 具体的に言うと、私は恋愛経験がなく、 女性と親しくしている夢を見ていると、必ず「これは夢なんだ」と 夢の中で思います。 で、夢も現実の体験の欠如によって、 夢を続行させることが出来ずに「覚醒させる」とは考えられないでしょうか・・・ お答えありがとうございました。

noname#194289
noname#194289
回答No.1

ある意味ではそのときは覚醒しているということだと思います。そもそも夢を見るという表現は覚醒してからも記憶している夢について使われる言い方です。夢の中にいるのは実は覚醒しているとき我を忘れている状態に相当します。つまり夢の中にいるのは今(現在)で夢を見たというのは過去のことです。覚醒しているとき行なっている空想や思考でも我を忘れている場合には今(現在)ですが我に返ったとたん今までのことは過去のことになります。覚醒しているというのは過去を前提にして成立していると言うことではないでしょうか。ちょっと考えると今(現在)を持っていることのようですが、これだと我を忘れている状態になってしまうと思います。下等な生物は今しか持っていないのではないでしょうか。木村敏さんの「時間と自己」中公新書に今(現在)のことが詳しく分析されています。

noname#79626
質問者

お礼

では「睡眠」というのはどうなるのでしょう・・・ なんだか私にはちょっと難解過ぎるようです。 早速のお答えありがとうございました。

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