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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:那伽龍樹)
水神とは一体何者なのか?
このQ&Aのポイント
- 般若心経の那伽龍樹、ナーガアルジュナは、中国で龍の字が使われている故か、或は水辺の出身なるが故か、ある人たちが水神という言い方をされているのを、聞いたことがあります。
- ガンガはガンジスの精でもあるそうですが、水神という言い方をされる人は、寡聞にして存じ上げません。
- 水神とはいわないとしたら、それはどういう理由なのでしょうか。那伽龍樹も水神という言い方は、通用しているわけではないということなのでしょうか?
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曹洞宗の僧侶です。 「水神」は水に関する神や霊の総称くらいの意味で、厳密な定義はないのではないでしょうか。 ガンガーは、ガンジス川と同名の、ガンジス川そのものを象徴する神様ですから、水神といえば水神でしょう。 現在では、龍樹菩薩が「水神」であるという話は、あまり聞いたことがありませんが‥‥ 「ナーガアルジュナ」の「ナーガ」は、もともと古いインドの蛇神ナーガに由来していて、ナーガは後に仏教に取り入れられ法華経の八大竜王になったとされています。また、インドの神様だった時から雨乞いの行事の本尊とされていたようです。 ナーガは中国に伝えられて蛇から龍に転じ、中国では龍は水中にも棲むとされています。龍樹菩薩には、空観を完成するために竜宮に赴いて経典を得た、という伝説もあります。 これらのことから、龍樹菩薩=水神というイメージが出来上がっていったのではないでしょうか。 室町時代に成立した『神道集』第3巻の「祇園大明神事」には「蛇毒気神及海龍王ハ亦本地弥勒、龍樹ノ二菩薩也」とあるそうなので、その頃には、もうそのように考える人たちが多くいたのかもしれません。
お礼
禅といえば、私達、在家の徒には曹洞宗ですが、尊なる方面からのお便りは、格段に嬉しい。お話ができたなど、目に触れてくださったことなど、思い一入に存じます。高校のときに大拙さん咄堂さんのご著書に親しみました 心より、御礼申しあげます。此身は、今パラマハンサ・ヨガナンダの教えに参加し、そのバガヴァッド・ギータを勉強中の古希の男です。 勉強の途中でふと、不思議に存じ質問させていただきました。 お教えに厚く、心よりお礼申しあげます。
補足
私が何回も読んでいる、英語のギータでは宇宙の聖音となっており、水神とはいっておりませんでした。ガンジスの精ということば表現はありましたが、5タットヴァのパンダヴァ5兄弟では下から二番目異母弟のが水神(土、水、火、、、、)といえば水神でした。ガンガもっと創造の神に直結でした。水神ということもいえるけれど、そういうラベルはあまり意味の有しないこだわりなのでしょうね。ありがとう御座いました。 那伽龍樹の水神解説は、高齢者対象の、自治体講座での、在野研究家(アマチュアというべきか)のお講義の内容の一部でした。 各地の中川とか那伽河もそれに由来する、というものでした。 曽っては、そういう概念ラベルが生きていた社会と時代もあったが、そもそも、そういうことは、焦点的な問題ではなく、空の問題に関連しての那伽龍樹だという、ことなのですね。 ナーガが蛇ということで、了解できることもあります。 アルジュナは五兄弟にもおりまして、三番目の王子ですから。 何でも突合や比べ、連想は不毛かも知れませんが。 空は一番上のお兄さんのユディシュスラですが、頚骨と教えられています。 竜宮が中国の伝説で終始しているとしたら、龍樹菩薩が竜宮に赴かれたというのも、中国の限りかもしれませんね。でも竜宮と関連させて組み立てているのは、むべなるかなと、存じました。 洵に有難う御座いました。ご多用中、厚く御礼申しあげます。寒岩