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アニメ映画「火垂るの墓」に出ていた昭和初期の家の窓
よろしくお願いします。 現在テレビで放映している、「火垂るの墓」ですが、舞台は戦時中ですね。主人公の少年と妹が、親類の家に身を寄せていたのですが、その時兄妹が居室(オルガンのある部屋)にしていた部屋の窓が気になりました。 障子のさんのような木枠にはめられた窓ですが、対角線状に線が入っています。筋交いのような感じになっているわけです。 あの窓は、どうなってるのでしょうか? あの筋交いのような線は、何なのでしょう? 古い形態の窓らしく、昔そういえば一度見たような気もしますが、見てないかもしれません。 テレビを見た方で、おわかりの方がおられましたら、よろしくお願いします。
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あれは、和紙を糊で貼ったものです。 現在の住宅用サッシのガラスは、透明で5~6mmあります。しかし、和風建築の木製建具では、現在でも3~4mm程度が主流です。いまどきそういう建具を外部に設置することもありませんが。 さらに、ガラス生産技術も稚拙だったため、厚みが均等でなく、衝撃や熱変化(直射日光、近隣の火災など)でも割れやすかったのです。当然厚みが薄いので、物がぶつかっても割れます。また、戦時中は、空襲などの爆風なども大敵でした。 割れることで、飛散するの防ぐ、今で言う飛散防止フイルムとして使用していたというのが真相です。飛散することで、避難する人も怪我をするため、隣組(戦時中に支持伝達を確実にすることなどを狙った小規模な町内組織)などからそういう措置を強制されたという側面もあるようです。 なお、ガラスは高価だったため、割れたガラスを、やはり和紙で補修することもありました。その場合は、丸いシール状にしたものを割れ目に沿って連続して貼ることが多かったようです。60年代までは、そういう措置が一般的でしたね。
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昨晩子供と一緒に見ておった所「何でそんなもの見てるの」と妻から注意されました。 理由は「せつな過ぎる」 久しぶりに見ましたがやはりいいですね。 さて、時代考証がどこまで徹底されているか、監督の高畑勲さんは確か山形出身のはず、山形では空港以外空襲は無かったはず、等々鑑みますと当時の貧しげな雰囲気を演出する為の道具だったのかなあ。 一般的には前の方々が言われるとおり「補強」。 建築専門家より時代考証家の得意分野ですかね。 意味なし回答でした。
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回答ありがとうございます。 そうですよね、切ないです(;^_^A 奥様のおっしゃることにも一理ありますよね。 映画とはいえ、あんなに小さい子が、死んでしまうのが、申し訳なくて・・。知っている方ですがあの話のモデル?というくらい似た境遇の方がおりました。本人、生きてますし、兄弟が死んだわけではありませんけど。たくさんの実話に基づいた話なんですよね。手を合わせて拝んでしまいました←ちょっと違うかも(汗) あぁいう窓、今でやってるところがあったら見てみたいですね。 ありがとうございました。
- reglus
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だいたい#3さんの言われる通りなのですが、一点だけ。 爆風というのは衝撃波ですから、ガラスどころか窓枠ごと吹っ飛びます。暴風のようなものを皆さん想像されるのですが、空気圧が押し寄せてくるようなイメージで、風というより自動車が突っ込んでくるようなものですね。 爆風避けではなく雨風への強化措置というのが正確なところです。 昭和30年~はテープでなく、ステンドガラス風のシールを貼ることもありました。
お礼
回答ありがとうございます。 爆風の強さは、想像を絶するものなのでしょうね。自動車がつっこんでくるという喩えの通りなんだろうと思いました。 普段から雨風除けとしていたということなのですね。 ステンドグラス風のシールというのにも、関心があります。 ありがとうございました。
そうですよね木枠に挟まっているガラスは爆風や風の振動でがたがた揺れ、薄いのでわれやすかったようです。 台風の保護でもみかけますよね。
お礼
回答ありがとうございます。 昔の窓って、そういえば、今のサッシュと違って、ぐらぐらそうですね。そういえば、田舎の祖母の家の窓は、冬風が吹くと、がたがた鳴ってました。今の家は鳴りませんよね。割れやすいわけですね。 ありがとうございました。
- hikki-hikki
- ベストアンサー率26% (1198/4585)
空襲等の爆風でガラスが割れて飛び散らないようにしていると思っていましたが・・・。
お礼
回答ありがとうございます。 私も、テープで補強しているだけという気もしなくもありません(;^_^A
お礼
回答ありがとうございます。 補強用だったのですね。古い時代へのノスタルジーかもしれませんが、妙に昔の調度品やファッションが、オシャレで粋に見えることがあります。 家具は、木製品が当然ですし、弁当箱などの日用品もそうですし、重厚で凝ってるように見えるのです。なので、窓もそういう昭和モードの模様かな?と。 あの筋交いのような模様が、何かとてもいかした、格好良いものに見えました(汗) 和紙で補強しているというのが、やはり時代ですね。それはそれで、テープより、趣が出そうですね。 ありがとうございました。