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ブロメリン法を省略できますか?
現在、50床程度の病院に勤めて2年目の検査技師です。 輸血検査は2~3ヶ月に一件程度で、交差適合試験のみ行っています。(供需の都合から血球が購入できません。なんとクームスコントロール血球もありません…) 現在、生食法・ブロメリン法・アルブミン法・クームス法を行っていますが、 大規模な病院等ではブロメリン法は省略していると聞きました。 ただ当院では抗体スクリーニングを行わないため、適合試験をスクリーニング代わりにしている節があり、 ・抗体を検出する機会が増える。 ・ブロメリンでしか検出できない抗体もある。 との観点からブロメリン法を行っていました。 しかし実際、ブロメリン(+)でもパネル血球がないため抗体同定はできず、クームスが(-)であれば輸血が施行されています。 ですので、ブロメリン非特異体質か否かを判定するのには有効だとは思いますが、ブロメリン(+)でも輸血されるのであれば、適合試験としては必要ないのではないかと思うのです。 医師も輸血検査について全くわからないとの事で、技師で決めてくれと言われてしまいました。 技師は私しかおらず、医師もこのような状況なので、誰も聞く人がおりません。 どうか、アドバイスいただけたらと思います。よろしくお願いします。
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- inaan6779
- ベストアンサー率22% (16/70)
ブロメリンは確かパパイン酵素から出来ており赤血球の表面活性だったかを下げ、自然下では反応しにくい抗体を反応できるようにする試薬だったと思います。アルブミン・クームス法にも同様の効果がある事から ブロメリンは省略可能では?という事なのでしょう。 基本的にはブロメリンの効果は抗体反応ではなく、酵素による抗体反応阻害物質の排除だけだと言うのが最近の通説のようで僕個人は省略する病院を否定しません。 省略するかどうかはやはりもう少し待って、いろんな人の意見を聞いて見るのも良いかと思います。省略しても可能な安全性とメリットを上部に納得させる事が出来ればいいのでは。良い意味での「手抜き」に繋が る事は否定しにくいのが医療の現実です。
- inoge
- ベストアンサー率45% (510/1116)
医師の端くれとして勝手に決めてくれなんてことは わたくしには恥ずかしくて言えませんな もちろんブロメリン法とやらのことは知りませんです わたくしが相談された医師なら 法医学か輸血の文献をあさるか 日赤に問い合わせたうえで 技師さんと協議して決定します 医師以外に決定の責任を負わすなんて考えられない 不規則抗体が無ければクロスマッチは省略してもいいという タテマエに10年前にはなっていたと記憶しております
お礼
ご回答ありがとうございます。 何しろ小さい病院ですので、常勤医師が2名(おじいちゃん院長含む)で、 院長以外に確認サインをもらいに行くと、自分がオーダーしたにもかかわらず、逃げます…。 手持ちの文献を見ましたが、ブロメリン省略については書いておらず、 日赤さんでも「省略している病院はあるが、するかどうかは貴院でご相談を…」との事。(当たり前ですが) なので、確かな理由が欲しいと思い相談させて頂いた次第です。 ホント、70過ぎの院長が技師経験3年の下っ端に決めさせていいものか… 医療事故が起きないか心配です。(病院の愚痴になってしまいました。)
お礼
御礼が遅くなり申し訳ありません。 記述の通り、内部には相談できて意見が聞ける人が誰もおりませんので、外部の方の意見をもっと聞いてみようかと思います。 もっと熟練の検査技師さんが内部に一人でもいれば・・・と思うばかりです。