鉛筆画の分類は多種です。ですからその特徴も多様です。
グラフィック社の「鉛筆画スペシャル」に36名の鉛筆画家の作品が編集されています。簡単なスケッチ風から写真を遥かに超えた写実画まで、作者の製作意図や技能によって、それぞれ特徴があります。
共通している点は普通鉛筆の場合、モノトーンであることです。
従来の鉛筆画は「指先の延長」として、気軽にすばやく描くのが特徴です。
ブロードストローク技法(米国・ワトソン氏)と呼ばれる鉛筆の使い方によるものです。 スケッチ、デッサン、下絵、などに見られます。
傾向としては、次第にH系のより硬い鉛筆を使い、質感、細密、光の演出と表現が次第に豊かになりつつありますので、ほぼ、作者の意図した作風を自由に鉛筆で表現しています。ですから特徴も実にさまざまなのです。
鉛筆を使う技法も、レタッチング技法(ドイツ・シュルツヘンケ氏)、
スポッティング技法(日本・東条宇作先生)白残しの技法、黒の重ねがき、などいろいろは技法が応用・工夫されて驚異的に細密度を深め、完成度を高めています。
まず、有名作家の鉛筆画の特徴を自分自身で検討してください。自分なりに多様性を学んだ上で、次ぎにご自身のご自身でなければ出来ない鉛筆の生かし方を創意工夫してください。
鉛筆は見た目は実に単純です。しかしその使い方は無限です。
鉛筆の無限性に挑戦することは、それを表現する人間としての可能性に挑戦することになります。がんばってね。
お礼
ありがとうございました。鉛筆も無限の使い方を持っているんですね。 なんか、ワクワクしますね(^_^)v 勉強になりました。また、ヨロシクお願いします。