- ベストアンサー
セミについて
セミは針のようにとがった口を 木に突き刺して樹液を吸っていますが はたしてセミはどうやって 「今、自分がとまっているのは木だ」と判断しているのでしょうか。 昨今のニュースではセミが光のケーブルか何かを 木と間違えて口を突き立てるため 断線を起こしてしまう事故が散発しているそうです。 小さい頃はセミを捕まえて遊んでいましたが、 指にとまらせた場合など、間違って刺される恐れもあったかと思うと ちょっとゾッとしません?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
観察していると、セミは今とまっているものが木であることはすぐにはわかっていないようです。 とまっているものが木でなければならない状況は、食事と産卵だけです。食事のときには口吻を突き立てて樹液が吸えなければ、飛び去るだけです。多くの種では産卵は枯れ枝や枯れた樹皮に行いますが、これはまず口吻を突き立てて確認する行動がみられます。光ケーブルにクマゼミが産卵するときにも、恐らく口吻を突き立てて水分がないことから「枯れ枝」と誤判断しているものと思われます。 指にとまらせて、間違ってさされることは実際にあります。のど(?)が乾いているセミを指にとまらせると、口吻を突き立てる行動をとります。しかし、ハチのように素早く刺すわけではなく、行動はかなりゆっくりですし、刺すのをじっとだまって見ている人はいませんから、危険性はほとんどありません。仮に刺されても毒があるわけではありません。
その他の回答 (1)
- 1fan9
- ベストアンサー率33% (209/622)
セミの木に対する認識というのは、たぶんまだ未解明の分野です。 生態がやっと分かってきた、それぐらいでしょう。仮説ならいくらでもたてられるかもしれないですが…。 セミの研究をしている昆虫学者というのは、ほとんどいませんから、そういった現象を科学的に解明するには非常に時間がかかるでしょう。 セミは複数の因子を受容して木だと認識しているかもしれません。 木にとまったという感覚、木の中を樹液が流れる音、木のにおいなどをセミの持つさまざまな器官を用いて総合的に判断しているのでしょう。それらのことを証明するには、有機化学、生命工学などさまざまなアプローチが必要でしょうし、セミのいる夏場だけで、実験を行うという厳しい条件もあります。 指に止まらせた場合ですが、刺されることは稀にあると思います。 ただ、木とまったく触感も異なるのでめったにないことでしょう。 >セミが光のケーブルか何かを木と間違えて口を突き立てるため断線 と仰ってますが、それはクマゼミなどが枯れ枝と間違ってケーブルを産卵管で突き刺すことであり、口で突き刺すのではなかったはずです。 セミが非生物を、木と誤認して吸おうとすることはほぼありません。 違ってたらすみません。 セミが産卵するのは、生きた木の場合もありますが、枯れた木や場合によっては外に放置してある建築材料などにも産み付けます。セミの産卵管は比較的鈍感です。果実に産み付けることもあります。口よりは鈍感なんでしょうね。 木が周辺にあれば、幼虫は最終的に木の根っこがあるところまでもぐればよいのです。 産卵場所は、木の近くなら別に、ファイバーだろうが枯れ木だろうが建材だろうが成虫のメスにとっては、細かいことは分からないので仕方がないのです。ファイバーに産んだ場合、卵は無事じゃないでしょうけど…。昔はそんなものがなかったので、それは仕方のないことかもしれません。ファイバーの線は枯れ木に似ているのでしょうね。
お礼
お答えいただき、ありがとうございます。 そうです。 ケーブルの断線の件は口ではなく、産卵管でした。 ご指摘感謝です。 まだ研究が進んでないのですね。 セミの認識が 「腹減った。とりあえず刺してみるか。 あ、刺さった。じゃあ吸ってみるか。」 ではない事を願わずに居られません。