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フランス語で 「運命」
フランス語辞典で「運命」を翻訳すると、 sort, fortune, destin, destinee, fatalite の5つの単語が出てくるのですが、違いはなんなのでしょうか? すべて「運命」という意味なのですよね?同じ運命でも、少しずつ意味が違うのでしょうか? また、この五つの単語の読み方を教えてください(カタカナでお願いします)。 http://www.docoja.com:8080/kanji/kansear?dbname=kokuf&encode=SHIFT-JIS&sword=%89%5E%96%BD&stype=0
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sort ソール (一般)人の境遇や身の上、物事の(最終的な)成り行き (文語)できごとの流れを決めるとされる不思議な力 fortune フォルチュンヌ (文語)人の境遇を決めるとされるもの destin デスタン 1.できごとの流れを決める力 2.人の一生を構成し、人の意志とは関わらない、できごとの総体 文学的には人には「不運」を、帝国や文明などについては「前途」を指すことが多い destinee デスティネ destin よりは一般的に使われる語で、主として個人の運命の意味で使われることが多い fatalite ファタリテ 説明できない偶然の結果だが、もっぱら不運・悲運を指す
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- anapaultole
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tohoho1114 さん はじめまして 如何なる文脈で「運命」をご利用になられるのでしょうか ご存知のように仏文には、un(日本語読みで『運』)が 相当の頻度で、ここ彼処に示現しますので、ご質問の如く 弁別を求めるのは極めて自然だと考えております さて、本題です 人は自らの人生や自然の運行が、何かに影響を受けて決定乃至 導かれて入るのではと、古来より、繰り返し考えてきております この際にその決定要因が神である時、それをdestin, destineeと 次にその決定要因が明白でない時、それをfataliteと命名して 更にその決定要因が、神でもなく、想像を超えるなにかであるとき それを、sortと弁別してきました ● Sort(ソール) この想像を超えるなにかが、不思議な力となりそれが魔力に結びついて このsortを話す人との意味でdiseur de sorts(預言者?) との語句が生まれ 時代が下るにつれて、これがsorcier(女性形sorciere 魔女)や 魔力・呪文とのsortilegeとの単語が生まれてきました ● Fatalite(ファタリテ) コレには、元々好転と暗転の両方の事例を示していましたが 神が原因では無い場合なので、この言葉に良くない場合(不運)を 受け持ってもらう事が多くなり、今日この言葉のコノタシオンは 悲運・逆運などを明示する頻度が高くなっております 詩人は言葉のニュアンスをよく捉え Le mal se fait sans effort,naturellement, par fatalite Le bien est toujours le produit d'un art. たいした努力もしないで、その結果、失敗すれば 不運ですまし 成功すれば、自我自讃が人の常 と ● Destin (デステェン)・Destinee(デスティネ) 決定要因の大きさの違いです destinは、二次的であり 本質的・根源的なのがdestineeです 従いまして人がある宿命 などを持って生まれてくるのを etre ne(e)avec une destinee と 書き慣わしていました 現在はこの違いが薄れているようです でも、或る文豪は La destinee de la femme et sa seule glore sont de faire battre le coeur des hommes 女性の命運は、男性の心を如何に持続してドキドキさせるかだ と 一瞬の出来事でなく永続する根本的な事柄としてdestineeを 表現しています(無論、これはフランス女性に対してと考えられ スペイン女性ではないと判断されますが。。。) もっと真面目な面でお話すれば、この二つ言葉と対蹠的なのは ご存知の自由意志(libre arbitre)です これを想起させる 文脈なかでの利用が望まれるものでしょう 最後にfortune(フォルチュンヌ)、コレは古くから demi-fortune(今や死語、一等立て四輪馬車:一頭ではお金持ちも たかが知れているとのことを暗示)との語が生まれるくらい 運の結果得られるものをも意味しております 言葉は、それイチゴでは、凍った音楽です 掌で、暖めて多少の外延を奏でることで ご理解頂けたのではないでしょうか。。。
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回答、ありがとうございました。 参考になりました。
回答がないようなので分かる範囲でお答えします。 但し、フランス語はほとんど分からないのでスペイン語、日本語、英語などの知識を総動員したものです。仏語と西語は姉妹語、英語は仏語から単語を取り入れているケースが多いので解釈は大きく離れていないと思います。 まず日本語の場合を考えて見ましょう。 運、運命、運勢、命運、天運、天命、めぐり合わせ、星回りなどが考えられます。「運がいい」という場合、運以外の用語は使えませんね。運勢は人以外には使いません。 外国語の場合も同じように用語は多くても使える範囲が決まっています。 Good luckというように同じ運でも宿命、運命とは違います。 運が向きますように、よい運に恵まれますようにと祈ることは、その運は一時的なもので変わりえることを示しています。sortはこのように人に使われる良くも悪くも偶発性のある運です。 fataliteはsortの対極にある運で通常、避けられない運命、 不運、 悲運、災難、などを指します。 fortuneは運命、つまり神の意思が感じられるような運 destinは未知なるものの力によって人や物の定めが決まっていることを意味します。 destineeはスペイン語にはない単語でスペイン語ではdestino(destin)と同じです。 destineeは人に使われます。You are my destinyという歌があったと思います。「運命の赤い糸」はsortではなく、destinの範囲でしょうね。 フランス語の発音・フランス語独特のニュアンスなどはフランス語に詳しい方にお任せます。
お礼
回答、ありがとうございました。 参考になりました。
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