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学術振興会の研究員採用基準
外国人で博士号取得者を対象とした「外国人特別研究員」の申請をしたのですが、結果は不採用でした。 わたしの専攻は人文系(建築計画)で、業績は査読つき論文が2本、口頭発表が8本、執筆協力が3本です。計画書も細心の注意を払って作成したつもりですが、どうもだめなようです。もしかして、37歳という年齢がネックなのでしょうか。 再申請が可能なのですが、過去に2度だめだったらもう望みはないのでしょうか。 ご経験のある方、学振の審査についてご存知の方、採用された知人をご存知の方、どんなことでも結構ですので、採用の秘訣をご教示ください。
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学振のポスドク採用基準ですが、不透明なせいもあり、いろんな噂が飛び交っています。 以下、私が聞いたうちで、一応ありそうな話だなぁ、というものを列挙します。 (したがって、必ずしも鵜呑みにはしないでくださいね) ・世の中のニーズに近いテーマを採択しやすい。これはある意味では当然なのですが、結局いろんな人が審査するので、どうしても理解されやすい研究テーマに目がいってしまうということです。ですから申請書には、その研究のレベルの高低よりも、多少大風呂敷を広げることになるくらい積極的に自分の研究がどのように世の中に貢献できるかを丁寧に書くと、採択される可能性が高いという話をきいたことがあります。 ・力のあるホストの元から申請すると通りやすい。これもある意味日本的社会ではありがちな話です。その分野の第一人者や有名大学・研究所、あるいはもっというと審査員(となり得るようなエライ人)に十分顔が広い人のもとでの研究をするようだと、採択率は高いそうです。 ・外国人の場合、帰国後のポストの有無。外国人研究員の場合、そのポスドク終了後に帰国してもどる場所がない場合は、お役所柄、採択しにくいのではないか、という事情を聞いたことがあります。ですから、自国ですでにパーマネントの職を持っていて、数年の留学という意味で日本に来る人を優先しているかもしれません。 ・同じく外国人の場合、学位をどの国で取ったか。学振の外国人研究員の場合、国際研究者交流という意味合いも含まれています。ですから、日本の大学に留学して学位を取った場合、そのまま日本に残って学振に採用される、というよりは、海外の大学で学位を取って日本に来る、という方をめずらしがるのではないでしょうか? ということで、どうすれば受かるか、というのは誰にもわかりません。強いて言うなら、ホスト研究者によ~く相談に乗ってもらうことでしょうか。論文の数は必要条件ですが、十分条件ではありません。しかしながら、数がないと問題外なので、何度もチャレンジする場合は、少なくとも前回よりは業績が増えている状態になるようにしましょう。
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- rei00
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「日本学術振興会」のページを挙げておきます。 「各種事業案内」⇒「外国人特別研究員」⇒左の帯にある「採用状況」と進んで下さい。採用率は 30.1% です。あなた以外にも 70% の人が不採用になっています。 「外国人特別研究員」⇒ 外国人特別研究員の「詳しくはこちらをご覧ください。」と進むと,「外国人特別研究員(ポスドク研究員対象)」に「年齢制限なし,博士の学位取得後6年未満」とあります。 37歳は関係ないでしょうし,「過去に2度だめだったらもう望みはないのでしょうか」も「募集要項」に明記されていなければ関係ありません。
- 参考URL:
- http://www.jsps.go.jp/
お礼
迅速に対応していただきありがとうございます。 年齢や申請回数は無関係とのご回答、少し元気が出ました。 再チャレンジしてみます。
お礼
ご回答ありがとうございました。 いろいろ参考になりました。アメリカでは審査員が申請書にコメントを書いてくれて、改善点などを指摘してくれるそうです。日本は「無言」の結果のみですよね。 何がよくて何が問題なのか、知りたいものです。 3度目のチャレンジですが、希望をもってなんとか計画書を作成してみます。