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「イエスのミステリー」の評価について

 もう15年以上前になるでしょうか。オーストラリアのバーバラ・スィーリングが書いたベストセラー「イエスのミステリー」(原題:Jesus the Man)に衝撃を受けました。  これまで3回読みましたが、いかんせんギリシャ語や死海文書に詳しいわけではありませんので、自分で検証することもできず、どこまで信じていいやらという感じです。(自分では結構信じているのですが…)  以前、NHK教育でも特集をやったことがあって、そのときは東大(だったかな?)の先生が好意的にとらえていました。  宗教家や信者の方々からは、辛らつな批判の声しか聞こえてこないのですが、歴史家や学術的な方面での評価はどうなのでしょうか。その方面の知人がおらず、ネットで検索してもなかなか分かりませんでした。どなたか、スィーリング女史の本に興味のある方がいらしたら、よろしくお願いします。

みんなの回答

  • Singollo
  • ベストアンサー率28% (834/2935)
回答No.1

あくまでペシェルとして読み解けば、こういう解釈のできる部分もある、ということだと思いますが、死海文書研究の初期に閉鎖的な研究チームから暴露のような形で、文書と原始キリスト教の関係を示唆し、キリスト教とは無関係とする守旧的な学会によってうそつき呼ばわりされたアレグロの主張を部分的に検証、確認することになっているのが、スィーリングがむしろアレグロに対して批判的であることを考え合わせると、興味深いと思います

noname#2891
質問者

補足

 ありがとうございます。    わたしも死海文書に関する本、といってももちろん一般読者向けのものですが、3冊ほど読みました。しかし、理論の体系として考えると Jesus the Man はとてもしっかりしたものに思えるのです。  ただ、質問にも書いたとおり、ギリシャ語と死海文書に対するダイレクトな知識が無いため、スィーリング博士の理論の前提となっている符丁(ペシェル)の正当性が判断できないのです。

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