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原爆 後遺症
原爆の被爆者達で被爆直後はどうもなくても後から後遺症が出てくるケースがありますよね。 それのメカニズムを教えて下さい。
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こんにちは。放射線により一番ダメージを受けるのは染色体の部分です。 染色体が放射線でキズだらけになってしまうと、細胞分裂ができなくなってしまいます。 そうすると細胞が更新する事ができなくなるわけですね。 例えていうと、皮膚の表面の細胞は段々死んで角質化しあかとなってとれていきます。その下の細胞が分裂して新しい皮膚の表面の細胞が補給されるわけです。 このメカニズムが身体中で行なわれています。 だから、細胞の供給がさかんな、更新のサイクルの短い細胞ほど早く影響が出ます。 生殖細胞や血液細胞、粘膜表面の細胞などはそういうサイクルが短いので、まず赤血球や白血球、血小板といった血液細胞は補給がつかずに減少し、消化管粘膜などは表面の細胞が補給されずに死ぬ一方になるので、表面の細胞がなくなり血管などがむき出しになって出血したりリンパ液、細胞間液の流出が起こります。 同じ変化はやがて皮膚でも起こり、死んだ皮膚がはがれますが新しい皮膚はできません。 そして余り代謝が活発ではない内臓なども細胞の補給が追いつかず、やがて死んでいきます。 以上、おおざっぱに急性の障害についてです。 あとは、染色体の傷で起こる細胞のガン化でしょうね。
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- eltia
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回答No.1
放射能浴びると、組織中の電子、分子と衝突して過酸化物質を作って、それがDNAを傷つけるらしいです。 白血病や癌の発生率が高いのはその辺から来てるのだとか。