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疑われる歴史上の人物とは
- 歴史書に載っているが実在が疑われる人物について教えてください。
- 有名な歴史的エピソードに登場するような知名度のある人物もお願いします。
- 近世の人物についての回答が特に望ましいです。東洲斎写楽のように正体不明の人物も含めてください。
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質問者が選んだベストアンサー
真田幸村については、彼の実名が真田信繁であるのは、そのとおりです。もちろん、信繁は実在の人物です。 山本勘助については、実在がかなり有力で、「架空の人物」説は昭和の遺物になっています。ただ、甲陽軍鑑にあるような活躍をしていたかはかなり怪しいです。そもそも、かの書物は近頃見直されているとはいえ、鵜呑みにしては絶対にいけない書物にかわりないですし。ほかにすこし上げておくと・・ 金売吉次 義経を奥州藤原氏に送る手助けをした人とされますが、実在かどうかは不明です。 武蔵坊弁慶 有名な坊主ですが、一昔前まで実在すら怪しかった人。吾妻鏡にもでてきてはいますから、存在自体はあったようですが、活躍の多くは、義経記などによるので、実像は不明です。 どうも日本ばかりなので、外国にも目を向けましょう。 ウィリアム・テル 実は実在が証明されていません。スイスでは大英雄で半数以上が実在を疑っていない人ですが。なお、彼の逸話は有名で、日本でもパロディ的な使い方をしていますが、彼の使った弓はクロスボウであり、射撃の方式としてはいわゆる弓よりも、銃に近いです。 実在については完全に不明なわけですが、その後のスイス独立の動きから考えると、近いことを起こした人がいたのではないかとも思えます。 ロビン・フッド 文学作品により広まったとされる伝説上の義賊。よくリチャード1世(獅子心王)と絡めて話がでてきますが、実在したかは不明です。おそらく、それに近い盗賊はいたのでしょうが・・・なお、13世紀に裁判記録にでてきた、ロバート・フッドという逃亡農民がモデルという説もあります(説としてはまったく有力ではないですが)。 どちらも弓の名手なのはなにか面白いものがありますが。 マルコ・ポーロ 著作もある、その内容もかなり裏づけができる。またそれがルスティケロ・ダ・ピサがマルコの 口述を著したものであるということになっている。しかし中国側には一切の記述がないという人。主に珍説として架空説が唱えられていますが、やはり存在していた可能性が高いと思われますね。
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吉岡一門もどうも実在が怪しい。 そもそも吉岡道場が剣から完全な染物屋になったのは、吉岡重堅(4代目当主の従兄弟)が、慶長18年(1613年)6月22日に、東山大仏殿の工事完成を祝う能の見物に出かけた時に、警護にあたっていた京都所司代役人只見弥五左衛門と喧嘩になって剣をふるって暴れたことが原因で、武蔵は関係ないような気がする。 吉岡清十郎らしい人物として、吉岡直綱がいますけど、武蔵に殺されたわけではなく、大阪の陣にも参加して、落城後は染物屋に専念していますし、弟の伝七郎らしき人物として吉岡又市直重がいますけど、微妙に違う。 これらは架空の人物と思う。
お礼
吉岡一門も宮本武蔵がらみですね。 質問にも高校の用語集レベルの知名度の人と書いた通り、自分の歴史の知識は歴史小説で戦国時代や幕末専門とかじゃなくて大学受験で広く浅くなので、ちょっと分からない所もありましたが、どうも宮本武蔵はかなり英雄視されているようですね。 回答ありがとうございました。
- hottoite
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この方はどうですか?今話題の風林火山“山本勘助”。いずれの説もありますが、どちらかと言えば伝えられている活躍の人物はいなかったのでは?
お礼
戦国時代はノーマークでしたので、恥ずかしながら知りませんでした。 参考URLの他、ウィキペディアでも調べると確かに人物に関する記載が多いのに、実在についての議論もなされているようですね。 「活躍した時代からかなり後年にならないと史料が出てこない」と言うのが疑問視される一因になるんでしょうか。 回答ありがとうございました。
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お礼
たくさんの回答例ありがとうございます。 今回の質問の回答全体の中でも個人的にはマルコ・ポーロが興味深かったです。 ほぼ実在で確定なようですが、伝説の語り手が伝説的存在というのは「大鏡」みたいで面白いな、ってだけなんですが… 回答ありがとうございました。