- ベストアンサー
『三四郎』の与次郎が口にした「時利あらず」
『三四郎』の一節(十一の冒頭)、「与次郎はこれを時利あらずと号している」の部分が、英訳(Jay Rubin 訳)でこうなっていました。 To explain these mishaps, Yojiro relied on Mencius:‘The opportunity of time has not been vouchsafed me,’he would say. この言葉自体、含蓄のある言葉でも何でもありませんが、どういう文脈で使われているかちょっと興味があります。『孟子』または孟子の言葉として伝えられている古書の中で、この言葉の前後はどういった内容なのでしょうか。 「時利あらず 孟子」で検索しても、例の項羽の詩が出くるばかりです。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
お礼
やあそうでしたか、どうもありがとうございます。 この訳者は、作品中の助詞のニュアンスを原作者に直接問い合わせたりこともあると聞いたことがありましたし、『三四郎』に出てくる「戸山の原」を ‘the drill field at Toyamanohara’と訳すなど目配りができていたりで、信用してましたが、2さんの推論通りのような気がします。