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家制度について
「戦前の家制度があったころの民法下では、まず男の子が必要でしたから、男の子が欲しいと考えるのが圧倒的なのは当然です。 GHQ により民法が変えられてからは、その意義は法的に消えるのですが、意識としては数十年は残るので、その間も男の子が欲し いと答えるでしょう。」 というコメントを見ました。 「戦前の家制度」とはその時期だけの特殊なものだったのか? 1.日本の歴史の中では? 2.世界の歴史の中では? 教えてください。
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- phantom1
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法律上の家制度と言う点では明治期から終戦までですが、江戸時代以前にも習慣的な社会の最小単位は個人ではなく家(一族)でした。明治の法律はこの慣習を統一された成文法にしただけのものですので、特別に明治から昭和前期までの間が特殊であったとは言えないでしょう。 さらに、家単位の社会システムは日本に限った事ではありません。人間が個人の力だけで生存できるようになったのはごく最近の事であり、一族が結束しなければ生存そのものが不可能だった時代は人類史上かなり長い期間に渡ります。洋の東西を問わず近世以前に「天涯孤独」はそれだけで相当「普通では無い」事だったのです。法律があるので家の維持のための男児が必要だったのではなく、家制度が自然発生的に存在したので、それに合わせた法律を作った、と言う事でしょう。その後自由主義と個人の権利が浸透した時点で家の社会的存在意義が自然に低下しただけであり、欧米はそれにあわせて法律も徐々に変化していったのでしょうが、日本の場合敗戦による急激な変化でしたのでこの辺りの理解が混乱してしまったのでしょう。
- shintaro-2
- ベストアンサー率36% (2266/6245)
>「戦前の家制度」とは 少なくとも、長子相続については、明治より前には、各地で末子相続があったので、全国統一とした点に特殊性があると思います。
お礼
回答ありがとうございます。