- ベストアンサー
エタノール沸点の違い
ジャガイモデンプンを使い、水を加え糊状になるまで加熱し、米麹を加え60℃前後で1時間加温し、糖化させドライイーストを加え30℃恒温器で発酵させます。その後この培養液をろ過し、蒸留を行いました。蒸留した液が始めて一滴落ちた時の温度をはかっていたのですが、蒸留液はエタノールのはずなのに、沸点78℃付近ではなく、60℃と言う低い温度で蒸留液が落ちました。水の沸点は100℃なので、この蒸留液が水であるとは考えがたいです。何故60℃で蒸留液は出てきたのでしょうか? よろしくお願いします。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
皆さんのお答えのように、 水も、アルコールも常温で蒸発します。 60℃まで昇温させるとかなり蒸発しやすくなります。 さらに、混合液(ここでは水とアルコール)を沸騰させると、 共沸といって、水とアルコールが一緒にとびます。 しかも、沸点はその混合割合によって違いますが、 水やアルコールの沸点よりも必ず低くなります。 共沸した水とアルコールを分けるには、 適当な、蒸留塔を設けるとかが必要です。 http://irws.eng.niigata-u.ac.jp/~chem/itou/memb/et.html http://irws.eng.niigata-u.ac.jp/~chem/itou/ice/ice_s3.html
その他の回答 (3)
- kikero
- ベストアンサー率33% (174/517)
溜出温度の確認では、計測場所が重要です。 温度計感温部は、必ず気体状態の所に位置しなければなりません。 予想より低い温度なら、それは凝縮が起こっている部分か、それが滴下して来た部分、を測定しているのではないでしょうか。
お礼
有り難うございます! 普通の温度計で測ったのですが、ちゃんと気体の所に位置させてたつもりなのですが…。もう一度実験を振りかえってみます!
- tatata716
- ベストアンサー率18% (63/344)
沸点は液体から気体へなるときの温度。 気体から液体になる時の温度は露点です。 エタノールは常温でも蒸発します。
お礼
有り難うございます! 小学校の時エタノールが入ってるのビンを蓋をちゃんと締めてなくて中身がなくなった経験がありました…めちゃめちゃ先生に怒られた記憶が…。それと今回は同じ原理なんですね。
- SCNK
- ベストアンサー率18% (514/2762)
沸点とは液体内部から蒸気が発生する温度のことです。 水も同じですが、表面からの蒸発は、それより低い温度でも起こります。
お礼
有り難うございます! そう言えば、髪の毛がぬれてても100℃にいるわけでもなく乾きますもんね。納得致しました。
お礼
有り難うございます!! ご丁寧に関連ページまで載せていただいて有り難い限りです。蒸留搭とは、大分でかそうでした…。あれでも完全分離がしがたいとは…