条件によって、絶対に買ってはいけない場合と、買っても良い場合があると思います。
絶対買ってはいけない場合
・建物が、都市計画道路内にかかっている
→事業が開始されたら、その部分を壊さなければなりません。
該当部分の部屋はもちろん、そうでなくても、避けられた方がいいと思います
・都市計画道路が、マンション用地を二分している、または、大半を占めている
→これも、容積率が大幅に制限されたり、改築がしくにかったりしますので、オススメできません。
買っても良いと思われる場合
・都市計画道路に建物がかかっておらず、かつ、敷地の一部をかすめる程度な場合
→道路が通るだけで、今の建物を壊す必要がなければ、当面は「既存不適格物件」とはなりますが、建て替えの要はありません。
事業開始後は、敷地面積が減りますので許容延床面積も減ることになります。予定されている道路が大きな道路であれば、開通にあわせて用途地域の見直しを期待できるかもしれません。
いずれにせよ、40~50年後の話し、と割り切っても良いように思います。
・現計画の許容容積率が、前面道路幅員によって制限を受けている場合
→今の前面道路が狭く、それによって容積率を制限されているようなら、より幅員の大きな新しい道路が通った後には、その分制限が緩くなります。今以上の床面積の建物を建てられる場合も(理論上は)ありえます。
ま、そういう見込みがたっているのであれば、重要事項説明には乗らないか・・・。
都市計画道路は、「たぶんこのまま棚晒しだろう」という道路も多々ありますが、首長が変わったり、財政状況が変化すれば、事業が開始されないとは言い切れません。
上記のように、計画道路と敷地・建物の関係によって、「絶対買ってはいけない」場合もありますし、そうではない場合もありえます。
慎重にお考えになって、決断してください。
お礼
詳しく教えて頂いて、ありがとうございます。 マンションのパンフレットの敷地配置図によると、都市計画道路は建物には掛かっていませんが、駐車場が潰れます。マンションの周りに余裕が無く、隣地境界にギリギリに建っているので、駐車場側が無くなってしまうと、かなり外観上狭苦しい印象になってしまいそうです。 開口部の比較的広い駐車場側に、なぜ玄関が無くて横から出入りするのか、疑問に思っていましたが、これで理由がはっきりしました。 建物に道路が掛からなくても、魅力が無くなりました。 他の物件を検討します。感謝します。