敷金返還で少額訴訟を起こされています。
転勤で、自宅マンションを賃貸に出していますが、
先日突然、簡易裁判所から特別送達が届き、一年以上前に退去した方から、
敷金全額(60万)の返金を請求され、困っています。
度々家賃支払いの遅れがあった方なのですが、
途中で離婚され、契約者であるご主人が出て行かれため、
奥さんのお母さん(高齢の年金生活者)を契約者に定期借家契約を結び直していました。
(お子さんが中学を卒業するまで住ませて欲しいと言われたためです。)
ところが一昨年の年末、急に退去したいと申し出があり(卒業は3月のはず)、
不動産屋さんと一緒に退去の立会いに行きましたが、家の中は惨憺たる有様でした。
リビングの窓ガラスが割れ、ビニールテープで張り付けて使われている状態、
クローゼットの扉の鏡も割れていて、壁にはドッジボール大の穴、
壁のクロスは大きく剥がれている部分があり、窓枠の木の部分はカビで真っ黒。
トイレの便器は、5年間一度も掃除をしていないのでは・・と思うくらい真っ黒でした。
またこちらの許可を取らずに、玄関のカギを交換されていました。
契約書では、敷金60万、敷引き40万となっていますが、
不動産屋さんにリフォームの見積もりを出してもらい、
こちらの負担すべきリフォームが670,000円、
借主の負担すべき修理代が250,000円となっていて、
不動産屋さんのアドバイスもあり、敷金の返金はしませんでした。
結局、リフォームの総額は90万円かかりました。
(3LDK・70m2のマンションで、通常の使用であれば、リフォームは30~40万くらいです。)
今は別の方が入居されています。
こんな状況ですが、今回届いた訴状には、
「原状回復して退去したにも関わらず、敷金を返金しない。」と書かれています。
出頭場所は、こちらからは遠方であるマンションのある裁判所です。
こんな虚偽の訴えに、仕事を休んで交通費を使って出頭しないといけないのでしょうか?
また、こちらに敷金返金の義務が出てくるのでしょうか?
リフォーム会社の方が、写真を保管してくれていたので、
退去時のひどい状態の写真は10枚くらい残っています。
リフォーム時の見積もりも取ってあるのですが・・。
お礼
ありがとうございます。とてもわかりやすく為になりました。 あさってに引越しを控えているので早速デジカメ片手にチェックしようと思います。 ありがとうございました。