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大学院における研究とは?
私は将来証券会社のリスク管理部で活躍したいと思い、 そのために大学院で金融工学や時系列解析を"勉強"したいのですが、 やはりこの"勉強"は"研究"とは別物なのでしょうか・・・。 何かテーマを決めて研究なんてことはせずとも、学びたいことは山ほどあるので (例:フィナンシャル・エンジニアリングの教科書1100ページ・・・)、 研究などしたくないと思っているのですが・・・
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ある学問における研究とは、その学問の勉強を一通りこなした上で、誰もまだ考えていない事を自ら開拓する事ですので、順番としては、勉強→研究です。基本的には学部は勉強の期間で、院の博士課程が研究の期間、修士課程はその中間みたいな位置づけです。 1100ページぐらいの教科書でイッパイイッパイのようでは、研究までとても手が回らないだろうと思いますので、おそらく研究なんてしないで済むと思います。教科書の感想文みたいな卒論・修論を書いて卒業する事になると思います。 勉強とは基本的には、他人(先輩・先人)が研究した内容を学ぶ事です。研究というのは今まで誰もやっていない事を考える事です。院まで行って就職を考える場合、多くの企業は、研究内容を重視するのではなく、『未知の事象を能動的に扱った』あるいは『問題を自分で発見して解決する能力がある』事を重視します。お勉強ではそれは身に付きません。 そういう意味で、「研究をやりたくない」と考えている事が将来の貴方にとってプラスになるのかは、自分の就きたい仕事の会社が求める人材のタイプがどうなのか?という問題と照らし合わせて、考えた方がいいと思います。
お礼
とても参考になるアドバイスをありがとうございました。 >多くの企業は、研究内容を重視するのではなく、『未知の事象を能動的に扱った』あるいは『問題を自分で発見して解決する能力がある』事を重視 はよくお聞きすることなので、もう1度大学院に行く意義について 考えようと思います。