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精神医学と心理学の違い
私は高校生ですが、進路はまだハッキリとは未定です。 しかし、前から「精神科医」と「心理学」には多少興味がありました。 現在は医学部に進んで精神科医になろうかと考えています。 理由は2つです。 一つめ、小学生の時にブラックジャックを読んで単純に、「ブラックジャックかっけー」と思い、医者という職業に興味を持ったから。 二つめ、 実を言うと、私は昔から極度に人目が気になる性格でして、恥ずかしながら高校生なのに、一人で服屋に行って服を買えたこともないし、近くの駅やコンビニに行くのもドキドキしてしまいます。知り合いに見られたらどうしようと常に脅えてしまうのです。簡単に言えば引きこもりになりたい衝動にいつも駆られています。 それと、昔からマス(集団)から異なるのを酷く恐れていました。例えば、体育着を入れる袋がみんなは白なのに、自分は変な模様がある。お弁当に付いている箸がみんなはマイ箸なのに自分は割り箸だ。 たったそれだけで酷く恥ずかしくなり、人目が気になり、鬱になってしまうような弱い心の子供でした。 今は高校生という年齢で落ち着いてはきましたが、正直に言えば心の中では今もそんな感じです。 もちろん、心療内科とか精神科とかに行ったことはないですが(そんな所に行く勇気もない。恥ずかしい。)、SAD?、あるいは対人恐怖症?に近いと思います。(自分でこう決め付けてしまうのは良くないと思いますが。) それは子供の頃からでして、常に自意識過剰で、周りの目に脅えていました。 だから、無駄なことでずっと無意味に精神的に窮屈に苦しんできました。今もそうです。 ですから、くだらないと思われるかもしれませんが、そういう些細な胸の内の苦しみみたいなものは普通の人より共感できる面があると思うんです。それが興味の理由です。 甘いでしょうか。 話が逸れましたが、大学の学部は「医学部」と「心理学部」とがありますよね。前者は理系で、後者は文系だと思います。 「医学部(の中の精神医学を学びたい)」と「心理学部」はどう違うのでしょうか?また、両者ではどんなことを学ぶのですか? また、動機としてお伝えした上記のカミングアウトを踏まえ、私の進むべき道はどちらに近いと思われますか? 進路に関わることですので、是非ご意見いただきたいです。 (カテゴリーはこちらでよろしかったですか?)
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進路に関してお悩みなのですね。しかしその根底にはsyo-ryuさんがずっと精神的に窮屈さを感じ、苦しみながら今日まで頑張ってこられたのですね。~大変でしたね。 しかし私、syo-ryuさんスゴイを思うのです。きちっとご自身のことや状況を冷静に把握して考えていらっしゃる。そして、ご自分の苦しかったことから、他の人に対して「共感」してあげられるご自身の可能性を見いだされた。すばらしいことです。 仕事というものは、単に働いてお金を得るだけでは「働きがい」に結びつかず、働いてからの意欲喪失につながりやすくなります。しかし、ご自身の興味のあること、信念や信条の(自分を活かし社会の役に立ちたいと思う)気持ちを持って働くことは、仕事が大変な時があってもそれを乗り越えてゆく力になります。~ですから「甘い」などということはありませんよ。 Q「医学部(の中の精神医学を学びたい)」と「心理学部」はどう違うのでしょうか?また、両者ではどんなことを学ぶのですか? まず考えなくてはならないことがあります。それは、「何の職業に就きたいのか?」と「何を勉強するのか?」を整理することです。 「精神科医」は医師です。医師免許を得る条件として「医学部」へ行かなくてはなりません。「精神科医」とはいえ、内科、外科、耳鼻科、産科などなどすべての領域の基礎を学び、どの科の領域の治療をしても問題にはなりません。「医学部」へ行くというのは医師になることを前提にしています。ちなみに大学は6年間です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8 「心理学部」というと「カウンセラー」中でも「臨床心理士」という職業が有名でしょうか~そのほかにも、「児童相談員」「ソーシャルワーカー」「法務教官」「家庭裁判所調査官」や「心理学研究者」などにもつながります。また「心理学部」を卒業してまったく関係のない職業についている方も多いのではないでしょうか(4年生大学を卒業したという~学士の学歴で一般企業やマスコミなどさまざまな業界に就職するということです。) ちなみに「臨床心理士」であれば「心理学部」の4年生プラス「大学院修士課程」の2年間の修業が必要となります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6 「心理学部」を卒業しなくても「カウンセラー」「セラピスト」と言った職業に携わっている場合も多くあります。 あと心理学は文系?理系?というお話が出ていますね。 心理学が文系ととらわれやすい理由として、文学部心理学科などというように文系の学部に入っている場合があります。精神分析などはフロイト、ユングなどなど多くの学者の「理論」とよばれる考え方を基に分析されます。この理論は「思想・哲学」「宗教」を学ぶのに近い論理体系です。しかし、皆さんがおっしゃるように科学的、統計的見地から実験心理学や認知心理学といった分野は数学的手法で証明、解析されるため理系のアプローチをなっているのです。 syo-ryuさんのような「他人から自分はどのように見られているのだろう!」「変に思われて嫌われたらとうしよう!」などといった「恐怖感」や「おびえ」と言った症状を持たれて苦しまれていらっしゃる方は意外に多いのです。 この場合、「認知行動療法」と言った心理療法を行いながら重い場合にはお薬と併用しながら改善していく方法と、「カウンセリング」を通して今までの自分を語ることによって、このような症状が出てしまう要因に「気付く」ことによって、時にはお薬と併用しながら改善していく方法などがあり、精神科、神経科、心療内科などの「医師」が診断、投薬、治療方針を決定し、「臨床心理士」がカウンセリングや心理療法、心理テストを担当する形で行われることが一般的です。 その方の心の病に対し、診断、投薬、治療は医師の資格が必要で、もちろん「臨床心理士」のことを行ってもいいわけですが、診断、投薬は医師、時間のかかるカウンセリングや心理療法は「臨床心理士」が担当しているのが実際多いと思います。 職業というのは、精神科医(医師)や臨床心理士以外にもたくさんあります。まず、色々な職業があることを知りましょう。 http://www.shigotokan.ehdo.go.jp/jjw/top.html http://cmx.vrsys.net/TOP/ そして、興味を持った仕事の内容についても調べたり、実際の働いている人に接したり話を聞くこと(たとえば、実際相談に行ってみるとか)もいいでしょう。その上で、「何を勉強するのか」「どのような資格が必要か」→そしてそこでもっともふさわしい学部選択や大学選択となるわけです。 最後に、恥ずかしく思われて戸惑われるかもしれませんが、是非ご自身のツライ胸中はどなたか信頼できる身近な方に相談されてみてください。社会科見学だと思って心療内科や精神科(神経科)へ気軽に行かれるのもいいでしょう。また、心理学部のある大学には一般向けの「心理相談センター」があり、どなたでも気軽に(お金はかかりますが)相談できます。大学見学と考えて心を開いてみるのもアリかもしれません。 いま受験をひかえて~勉強のこと、進路のこと、自分の心のことなど、たくさんの不安や心配がいっぱいでしょう。色々な方にいっぱい相談して、ときには甘えて~自分に見合った選択をしてみてください。 「自信がなく思える自分」から「なかなかいいじゃんと思える自分」になれるといいですね。
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- kanpyou
- ベストアンサー率25% (662/2590)
医学は心理学を含みますので、 第一志望:医学部 第二志望:心理学科 でよいのではないでしょうか。
- jqka_logic
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心理学科は日本では文型ですが心理学発祥の地アメリカでは理系です 医学部と心理学科の違い 医学部:歴史の古い学問 心理学:最近できた学問(100年くらい) 医学部:入試問題が難しい 心理学:医学部に比べるとずっと簡単 医学部:医師・国家資格 心理学:臨床心理士・民間資格 医学部:授業料が高い 心理学:授業料が他の学部と同じ (数千万単位) 医学部:六年生 心理学:四年生+修士二年(大学院試験必要) 医学部:一生安泰 心理学:収入不安定 心理学で収入不安定と書きましたが、もちろん大学で目標を持って勉強している人は安定した職業につけます。質問者さんは意思と目標があるようなので心理学の道に進んでも大丈夫だと思います。 医師の方が給料や社会的地位、心の問題を扱うための自由度が高いのですが試験が難しかったり授業料が高かったりとなりづらいのが欠点です。その点、臨床心理士のほうが医師と比較してなりやすいのが長所ですが、収入・自由度が低いです。
適性というのは結果論であることが多いと思います。精神医学にかぎらず医学は理系とか文系とは別にいわゆる汚れ仕事です。ブラックジャックは手塚治虫という天才的な人の作品でその事が良く表現されていると思います。決して楽な職業ではないと思います。実際のお医者さんの話を聴いて見るのが一番良いと思いますが、最終的にはあなたの興味が大切な要素ではないでしょうか。
お礼
その通りだと思います。 「生き方上手」という90才で現役のお医者さんの本を読みました。 その人はお医者さんの中でも重鎮さんですが、医者になるきっかけは「偏差値が高いから」の一本だけだったそうです。 ただし、例えば前は法学部に入ろうと思っていました。弁護士はかっこいいと思うからです。 しかしながら、医学部に入ればもちろん「医師」になることは当たり前ですが、「内科・外科・精神か・・・」と医師の中にもたくさんあるのはある意味魅力ではないでしょうか。 ありがとうございました。今は医学部を目指すことにします。 あまりいい心意気ではありませんが、正直医学部レベルなら、もし直前で医師が変わっても他学部への入学もせめて一浪すれば可能だと思うので。
心理学はイメージとギャップの差がある学問だと言えます。心理学は読心術ではない。心理学はいろいろな実験のデータに基づいた客観的データや調査資料、統計処理に基づいた、多くの人に共通した傾向である。精神分析学は心理学ではない。以上、ナカニシヤ出版 心理学概論より一部抜粋 実際、わたしが大学で心理学をならう前の、最初のイメージは心理テストのようなものだと思っていたけど、実際はまったく違ったというのが感想である。 心理学部は実験室がある。そのことからもわかるように実験に基づいてデータ分析をするのである。
- xmorphox
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あまり関係ないかもしれませんが、心理学も理数系ですよ。 文型と理数系、どっちも含まれている、と教授に教わりましたので。
お礼
励ましありがとうございます。それに皆様もアドバイスありがとうございました。一人一人にお礼をするべきですが、まとめてということにさせていただきます。申し訳ございません。 最初は、外科医にあこがれていました。もちろんブラックジャックが原因で、です。しかし自分は手が不器用ですし、正直血が怖いので、その分野では活躍できないと思い、医学部志望は薄れていました。しかし精神科という点でまた医学部に興味が出てきたわけです。 もちろん、医学部では6年間すべての分野を学び、研修でも複数の科を回るのだと思いますが、子供の頃から「命って何だろう」という点について、他人より興味を持っていたと思います。 恥ずかしながら、幼稚園の頃は近所でアリを殺すのが楽しみでした。(残酷ですね。) でも、そんな酷い遊びをしながらも、なんでこんな小さなアリがこんな連携を取れるのか、脳がないのになぜ?とか、こんな素晴らしいシステムを持っているのに、踏みつけたら「無」になるなんて、命ってなんだろう、と考えていました。 だから医学部は自分の志す学問かも知れません。 正直、自分の世間への恐怖心は色々な意味での自信のなさからだと思います。 だから、医者という職業が社会的地位が(急激に堕ちていると思いますが、)高く、収入が一般的に高いのはありがたいと正直思います。 うーん、確かに、経験という点でも行くべきかも知れません。でも正直、いけないかもしれません。でも頭の片隅には入れておこうと思います。 というわけで医学部を目指そうと思います。これから何かありましたら、皆さんまたお願いします。