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違法建築への融資は違法?
友人が中古住宅の契約を仲介業者を介して結びました. ところがその物件は,建蔽率40%,容積率80%の地域にそれぞれほぼ50%/100%で建てられてました.業者の説明ではこれくらいなら問題ないです,といわれてローン審査に出したわけですが,大手銀行数社からは融資がおりませんでした(友人の所得は結構高いほうなので返済能力に問題はないと思います).各銀行からはどこからも「違法性が高くて融資できない」と断られたそうです. で,友人もそんなに違法性が高いものなら白紙解除にしてもらおうと,仲介を通して売主にその旨お願いしたところ,先方の了解が取れて手続きを進めてもらっていたようです. ところが,それから随分経って,融資利用特約の期限を過ぎてから,売主側からA銀行(某都市銀)に審査を出してくれ,出さないと違約金を請求するといわれて,友人は仕方なく審査に出してしまったのです(私から見れば融資利用特約期限が過ぎた段階で契約は白紙だろうと思うんですが). 友人も違法建築だし,多分A銀行でも通らないだろう,と思って審査に応じたようですが,これが意外や意外,通ってしまいました. 友人としても,高い違法性を持つような物件とはもう縁を切りたいようですし,なんとかなればいいなぁ,と私も思っています. で思うのですが,違法建築(それが軽微であっても),それに融資を出すというのは金融機関にとっても違法性を問われることはないのでしょうか?仲介業者や売主側の脅迫まがいの行為を問うて,契約の白紙解除に持ち込むのもいいですが,めんどくさそうなので,いっそ金融機関にこの件から手を引いてもらうのが簡単かなぁ,と思ったりするのですが... 詳しい方,御助言,お願いします.
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建ぺい率や容積率を超過している不動産を担保にして融資をしてはいけないという法律はありません。 銀行によって超過率の許容範囲を自ら定めています。 みずほや三菱東京UFJは10%、三井住友やりそなが20%、地銀や信金は違反建築には融資しないというのが業界の常識です。
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- nornor1999
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違法なのは建ぺい率や容積率を超過した建築物を建設すろことであって、違反建築物に融資をすることが違法であるという法的根拠はありません。 昔は違反建築の住宅にもじゃんじゃん融資する金融機関が多かったですが、今は前述したとおりです。 >>何故銀行によってばらつきがあるんでしょう? 各行のコンプライアンス意識の差ではないでしょうか?融資基準を決めるのはその金融機関ですから、一律一緒にする方がおかしいと思いますよ。
売主側からA銀行(某都市銀)に審査を出してくれ, という打診があったのなら、根回ししたんじゃないですか? あなたの友人(買主)側の仲介業者は どう対応しているの? ≫資利用特約期限が過ぎた段階で契約は白紙 期間延長の書類に判を押していなければ その通りですが、契約書を見直す必要がありますね。 ≫金融機関にこの件から手を引いてもらうのが簡単かなぁ,と思ったりするのですが... たぶん担当者に根回し済みだと思うので、買主側の仲介業者に しっかり断ってもらうしかないと思いますよ。 困ったら、不動産協会に訴えればいいと思います。 免許番号を伝えればいいですよ。
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回答ありがとうございます. > 根回ししたんじゃないですか? 話を聞く限り,その可能性は大有りだと思います. > あなたの友人(買主)側の仲介業者はどう対応しているの? これがまた頼りになりそうもないというか,ひどい業者で売主側の要望を一方的に伝えるだけの伝書鳩みたいな会社みたいです.私も名前は聞いたことがある県内でもけっこう大手の仲介業者ですが. ローンがおりなかった時点で白紙解約の手続きを進めていて,融資利用特約期限が過ぎてから売主側が違約だ~と騒ぎ始めて,それをそのまま友人側に突きつけてきているみたいです.私が家を買ったときはいろんなことを仲介が酌んで交渉したり,守ってくれたりしましたから,こんな業者もおるんなやなぁ,という感じです. > 期間延長の書類に判を押していなければその通りですが、契約書を見直す必要がありますね 書類などは一切交わしてないようです.であるだけに,特約期限があることを知っていて,その上で無知な友人を騙して融資成立に持ち込もうとした悪質な行為だと私は思っています(A銀行の金利は他行に比べて高いですしね).でも私は法律はど素人なので,友人にはしかるべき弁護人に相談するようにと助言してます.友人も,まあ脇が甘かったにしても,騙されたことには憤慨しており,たとえ手付けが帰ってこなくなっても,法的責任はきっちり問いたいようです.
問題はA銀行に正しい書類が渡っているかどうか、です。 違法建築を隠した書類(建蔽率などを改ざんした書類)が渡っている場合は問題が複雑です。 A銀行には責任は無いのですが、当然その書類にはご友人の署名や捺印がされています。建物が実際に違法建築であることも知っているわけですから、ご友人が銀行をだましたことになります。「知らなかった」と言っても署名・捺印されていれば通らない言い訳です。 改ざんされていない違法建築のままの書類で融資OKを出したのが銀行であれば、それは銀行の問題ですから、融資を受けても大きな問題ではないでしょう。既に建っている中古住宅ですから、銀行の違法性は無い可能性があります。 正しい手続きが行われており、欲しい物件であれば、あまり問題にはなりそうにありません。
お礼
アドバイス,ありがとうございます. 彼に契約書類を見せてもらいましたが,特に改竄のある書類ではないようでした. これから建てる物に関しては違法建築に融資するとダメで,既存の中古に融資するなら無問題というのが不思議に感じてしまいますね.法の考え方というのはなかなか難しいんですね. ありがとうございました.
お礼
回答ありがとうございます. > 建ぺい率や容積率を超過している不動産を担保にして融資をしてはいけないという法律はありません これは意外でした.面白いですね(って私の友人にとっては面白くないでしょうが).関西系の銀行は違法建築に甘いという話を昔聞いたことがありますが,そういうことなんですね. でも不思議ですね.建蔽率・容積率超過物件に融資して問題ないのであれば,何故銀行によってばらつきがあるんでしょう?問題ないならバンバン融資しちゃえばいいのにって,思ってしまいます.融資そのものは違法だけど罰則規定がない,ってことなんでしょうか?