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石田流の角交換
石田流の出だしで相手が角交換をして △4五角と打つ筋に対しては ▲7六角打ちがピッタリの受けです。 定跡書では後手の角の使い方が難しいので この局面は先手がいいとあります。 説明は大体ここで終わり、その後の指し方はありません。 この後は力戦になると思いますが、 どう指して行けばいいのか、良く分かりません。 力戦のコツなどがあれば、指針にしたいので、教えて下さい。
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確かにこの指し方は意外と難しい面を含んでいるようですが、 私見ではやはり先手石田流側がよいかと思います。 ▲76歩△34歩▲75歩△84歩▲78飛△88角成と進んだと仮定します。 たしかにそのまま駒組を進めていくと先手は▲77銀~▲86歩~▲88飛のような構想で ▲76角が十分にはたらきそうな展開になると思います。 とりあえず▲76角に△42玉(32銀)と受けます。 対して△27角成を▲38金で受けるか▲38銀で受けるかで展開が変わってきます。 ▲38金の場合は先手も堅く囲えません。強く▲38銀としてみます。 この手に対して△54角とぶつけるのが後手の主張になってきます。 つまり角交換になれば△28角がありますよということです。 そこで先手は▲16歩と突くのが自然な一手になります。 △28角には▲17香と逃げることができます。 超乱戦模様のうえに△28角を打ってもメリットがない以上、 結局駒組に戻ることになりますが、例えば△32玉▲77銀(▲48玉)で一局です。 この進展で後手は大駒以外の動きで2手ほど損をしています。 これが先手良しとみる理由です。
お礼
アドバイスありがとうございます。 手順が示されてるので、とても参考になりました。 ▲3八銀として、固く囲えるんですね。 角交換後の2八角への対処法もあり、ほんとためになります。 ▲1六歩~▲1七香と逃げる、なるほどです。 駒組みに戻り玉を固める事ができれば 焦点が絞らて来るので、指し方を考えるが簡単になると思います。 的確なアドバイスをありがとうございました。