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必然・主張の「must」について
必然・主張の「must」の訳出になる場合が判断できません。 私のような受験生は「must」は「~しなければならない・違いない」としか 訳せません。どうすれば違いが分かるでしょうか?おねがいします
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よい質問ですね。 用法と訳語は、分けて考えられる方が混乱が少ないかもしれません。 まず、mustには主に次の5つの用法があります。 出典は、井上義昌編『英米語用法辞典』開拓社昭和35年です。 1.必要(反対は、不必要need not/don't have to) 2.義務(反対は、禁止must not) 3.当然の推定(= It seems certain that ...) 4.必然の未来(= be certain to)3の用法とまったく別種のものではないので、この項目を設けない参考書もある。 5.主張(用法1が転じたもの) では、例文を挙げてみましょう。例文は、ジーニアス英和大辞典から取りました。 訳語が必ずしも「…ねばならない」(主に用法1と2)「…にちがいない」(主に用法3)「必ず…する」(主に用法4)「ぜひ…せねばならない」(主に用法5)とはなっていないのは、日本語の豊かさによるものです。 Animals must eat to live. 動物は生きるためには食物を取る必要がある(用法1) I must keep my word. 約束を守らなければならない(用法2) She must be at least 60. 彼女は少なくとも60歳にはなっているはずだ(用法3) He must be joking. 冗談を言っているに決まっている(用法3) Everyone must die. 誰もが必ず死ぬものだ(用法4) Bad seed must produce bad corn. 悪い種からは悪い実ができる(用法4) She must have everything her own way. 彼女はなんでも自分の思いどおりにしないと気がすまない(用法5) 上の例では、1例文に対して1用法が対応していますが、実際には、用法の1と2、3と4、1と5dなどの間でオーヴァーラップする文があることも十分に考えられます。 大切なのは、その英文が文脈として何を言いたいのかを読み取り、それを的確な日本語で表現することです。mustを、一定の日本語に置き換えるルールのようなものは存在しないと思います。練習を重ねることで、ことばの感覚を育てることをお勧めいたします。おそらく、「説明できないルール」が脳に形成されるのでしょうね。 受験勉強の幸運をお祈りしております!
お礼
ありがとうございます。やはり文脈判断しかありませんか… がんばって慣れます!