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終身刑

終身刑というのは、死ぬまで刑務所にいるものだと思っていました。 しかし、友達に終身刑は更生すれば死ぬまで刑務所にいなくて済むと聞いたのですが、本当でしょうか? もし、本当なら終身刑という判決は被害者や第三者にとってどのような影響を与えるのでしょうか?

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  • kazu2667
  • ベストアンサー率16% (8/48)
回答No.2

「日本の無期懲役」と「外国の多くの終身刑」は同じです。 よく誤解されているのですが、同じなんです。 どういうことかと言いますと、まず終身刑は文字通りに解釈すれば、死ぬまで刑務所で過ごす事だと思われますが、実はそういった終身刑は外国でも少数です。 多くの外国が仮釈放が認められている終身刑なのです。 そして、日本の無期懲役は、刑の満期が無いということです。つまり、一生(死ぬまで)です。そして、仮釈放が認められています。 したがって、日本の無期懲役と多くの外国の終身刑は同じなんです。 もちろん、定義上同じなだけであって、その運用の仕方の違いなどがあります。ですが、微々たる違いです。日本では無期懲役でも10年やそこらですぐ出てきてしまうと言われますが、そうとも限りません。長い人で57年以上刑務所に入っています。 そして、仮釈放されたとしても、それは「社会内での保護観察」という形で行う、刑事政策上の制度であり、刑の執行の終了を意味するものではありません。 さらに、 仮釈放はあくまで「仮」ですので、取り消し(刑法29条)もあります。 これも諸外国の終身刑の仮釈放と同じです。 ですから、「日本も厳罰化のために無期懲役を諸外国のような終身刑にすべきだ」というのは、「無期懲役を無期懲役にすべきだ」と言っていることなので無意味な主張です。 単にこう言えばいいのです。「仮釈放を認めないようにすべきだ」。 では、なぜ無期懲役と同じなのに外国のはわざわざ「終身刑」と呼ぶかというと、単に「Life Sentence」を訳したからです。 なお、仮釈放のない終身刑のことを「絶対的終身刑」と言います。英語では「Life Sentence without possibility of parole」です。 ちなみに、法律用語は日常の用語とは違うということを認識しなければならないです。 つまり、法律用語は「法律語」であって「日本語」ではありません。 こういうことからまず是正すべきかもしれませんね。

noname#191253
質問者

お礼

とても参考になりました。 詳しいんですね。すごすぎます。 勉強になりました。ありがとうございました。

その他の回答 (1)

noname#152554
noname#152554
回答No.1

【終身刑】→死ぬまで刑務所に服役する刑罰 と、国語辞典には書かれています。 現在の日本には「終身刑」は、ありません。 更正と言うより、「模範囚」として真面目に刑務所で過ごせば、「仮釈放」が認められる。 これは「無期懲役」でしょう。 「無期懲役」と「終身刑」は、似ているようで違います。 「終身刑」は、決して刑務所の外には出られない刑罰で、死刑の次に重い刑罰と言いますが、ある面では「死刑」よりも辛いかもしれません。 法律には詳しくありませんが、「死刑」を廃止している国では、この「終身刑」が最も重い刑罰となる筈です。

noname#191253
質問者

お礼

>【終身刑】→死ぬまで刑務所に服役する刑罰 と、国語辞典には書かれています。 現在の日本には「終身刑」は、ありません。 おっしゃる通り間違ってました。「無期懲役」でした。すみません。 回答ありがとうございました。

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