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前置詞の後に続く副詞が名詞化?

初めて利用させてもらいます。nigaurijinと申します。よろしくお願いします。ある本に You pushed it from behind, and I'll put it.「君は後ろから押すんだ。僕はひっぱているから」 という文があるのですが、私がひっかるのはfrom behindの部分です。ニュアンス的に「後ろから」って意味はわかるのですが、behindが名詞でないのでfrom behindが「後ろから」という意になぜなるのか文法的にわかりません。辞書にはfrom behindが「後ろから」という熟語があるのですが、この場合のbehindは名詞になるのでしょうか? それならなぜ名詞になるのかを説明願えませんか。aroud hereとかも気になるので。よろしくお願いします。

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回答No.2

前置詞の後に名詞がくるとは限りません。 I gave him up for dead.「私は,彼が死んだものとあきらめた」 take ~ for granted「~を当然のことと思う」 I regarded this book as useless.「私はこの本が役に立たないと思った」 のように,形容詞・分詞がくることがあります。 in short「要するに」, in general「概して」など,英和辞典では,この句に限って short や general を名詞として扱っていますが,日本で解釈しやすいように作られた便法だと思います。 本題に入りまして,from behind についてですが, from は前置詞の中でも例外的なものだと考えられます。 behind the door のように,behind ~という前置詞で表されるのは, 「~の後ろで」という静止状態であり,「~から」という意味を加えるために, from behind the door「ドアの後ろから」とします。 副詞 behind も「後ろに」という意味ですが,「後ろから」としたい場合は from behind とします。  日本語感覚では behind は「後ろ」という名詞とみなすことも可能ですが,英語としては副詞のままでとらえた方がいいでしょう。 choose from among ~「~の間から選ぶ」 from above「上から」 など,「~で」という静止状態(あるいは「~の方へ」という移動)しか表さない前置詞句・副詞に,「~から」の意味を加えるために,from を用います。 around here, from there のような here, there については, leave here, reach there のような動詞の目的語の場合も含めて 例外的に名詞として扱うことが日本の辞書では多いですが,これも便宜上のものです。 前置詞の後に名詞以外のものがくる場合のパターンは限られているとも言えます。 前置詞の後は名詞というのは,大切な原則ですが,このようなパターンに限らず,柔軟に考えた方がいいのではないでしょうか。

nigaurijin
質問者

お礼

behind が静止状態しか示すことができず、fromによって意味をさらに付け足すことになるのですね。それと柔軟性も文法には必要なんですね。ご回答ありがとうございます。

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  • trgovec
  • ベストアンサー率52% (2538/4879)
回答No.1

このような例で、前置詞の後ろの副詞を名詞と見るかどうかは辞書により違いがあります。名詞扱いするにしても「前置詞の後の場合のみ」と限定をつけます。 これは「前置詞の次は名詞という筋を通す」ために他なりません。 from there, from here なども同様です。 behind は by+hind で位置・方向を表す用法しかなく「後ろから」のような起点を表す形はなかったようです。そのため from の助けを借りるか、「背後・後部」のような名詞に from を組み合わせるかしかなかったのです。 品詞というものを厳格に意識していないのではないかと思わせる現象の一つです。 なお、from there のようなことが起きるのは場所・位置を表す副詞の数が減り(統一され)たことに原因があります。 there「そこで」 thence「そこから」 thither「そこへ」のように「位置・起点・行き先」を表すものが「位置」に集約されてしまい、特に意味をはっきりさせる場合は前置詞の助けを借りるようになったのです。(類似の例:here/hence/hither, where/whence/whither など)

nigaurijin
質問者

お礼

thereのつかい方についての説明ありがとうございます。前置詞によって使い方を補えることを知りました。ご回答ありがとうございました。