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サマリウムコバルト磁石について
サマリウムコバルト磁石について知っておられるか手折られたら教えてください。
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現在実用されている主な磁石は 1.アルニコ磁石、2.フェライト磁石、3.サマリウム・コバルト磁石、4.ネオジウム・鉄・ボロン磁石の四種類です。この他に、各種磁石粉末を用いてプラスチックなどを混合して成形して固めたボンド磁石が広く利用されています。 あとの2つは希土類磁石と呼ばれ、磁石材料に希土類元素を混ぜ合わせた物で、極めて優れた物理的特性を有しています。いずれも残磁束密度及び保磁力が大きく、フェライトやアルニコに比べて優れた磁気特性を有しますが、かなり単価が高くなります。その他のサマリウム・コバルト磁石の長所は錆に強く、高温に強い。短所としては脆く割れやすい、といったことが挙げられます。 希土類元素サマリウムとコバルトの金属間化合物による初の希土類磁石は、1967年、アメリカにおいて発明され、ほどなくこの磁石は、それまでの合金磁石やフェライト磁石を上回る磁気特性をもつことも確認されました。このサマリウム・コバルト磁石の特性向上において貢献したのは日本の技術者で、1975年には、2-17系(サマリウムとコバルトの比が2対17であることによる)と呼ばれる強力なサマリウム・コバルト磁石が開発されました。 しかし、登場したときは世界最強、究極の磁石といわれたサマリウム・コバルト磁石も、1980年代になると、その王座を新たな希土類磁石に明け渡すことになります。というのも、希土類ネオジムを成分とするネオジム・鉄・ボロン磁石が、日本とアメリカでほぼ同時期に開発され、磁石の記録がまたまた大きく塗り替えられてしまったからです。
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用途に関する補足です。 サマリウム・コバルト磁石の用途ですが、回転機器(各種モーター/小型発電機)、音響機器(スピーカー/マイクロフォン/ピックアップ/イヤホン)、応用機器(マグネットカップリング/装飾品/健康機器/電子ロック/玩具)等があげられます(参考URLをご覧下さい)。 なお、ネオジウム・鉄・ボロン磁石の方は、比重がサマリウム・コバルト磁石よりも10%以上低いので、磁気ディスクアクチュエータ(VCM)など、小型化、軽量化、といったニーズの高い製品に、より使われる傾向があるようです。
お礼
早速の解答ありがとうございました。 助かりました。
お礼
ありがとうございます。参考になります。 使用の用途等もできれば教えていただきたかったのですが。・・・