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「話し合い」って??
はじめまして 「哲学」なんて 難しいコーナーに顔出しちゃって大丈夫かと思ってます。 質問でもなく くだらないことなんですが なんとなく 感じたことがあったので投稿させていただきます。それに 「哲学」のカテゴリーなのかもわかりません。(まったく ミスマッチだったら 申し訳ありません。) 文章もわかりづらいです。 == 日曜日に自宅の近所を散歩しててみかけたのですが、結構迫力ありました。 烏が烏を 地面に押し付けて くちばしでつついてるんですよ。他の十羽くらいの烏は カーカー鳴きながら、上空を飛んでたり 高いところにとまっていたり。 ビックリしたのは、更に一羽の烏がやってきて(便乗して?) 押さえつけられている烏をくちばしで攻撃したんですよ。烏って 仲間意識ってあるんですかねぇ?仲間意識があるとしたら すごく頭いいですね。 このとき こどもと一緒だったんですが こどもが 「なんで 烏ってけんかするの??」 って 聞いてきたんですよ。で、 「もし 自分の住んでるところに 誰かが勝手に入ってきたらどうする?「なんで 入ってくるの??」って 聞くでしょ?でも 烏はしゃべれないじゃない。 だから 「なんで入ってきたんだ。入ってくるな」って 言えないから 喧嘩になっちゃうんだね」って 説明したんですが、 「でも 人間 戦争とかしちゃうじゃない??」 って 言われて 返す言葉が無かったです。 人間は「話し合い」でなんでも解決できるって 思いがちですが、 実は 「話し合い」の前提は 「思い(思考)を完全に相手に伝えられる」が 大前提で それが 人類の能力(理解力??)では まだまだ なのかなぁ と思ってしまいました。 どう思われますか?? == 話し合いで 解決できれば スバラシイことなのですが、その前提の 「伝える能力・理解する能力」がたりないんだろうなぁ。 (もちろん 価値観の相違などありますが それ以前の問題として・・・)
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子供ってすごいですね。 色々な経験をして大人になるにつれて答える力をつけるかわりに、こういう質問をする力、疑問をもつ力が弱くなっていくような気がします。 私は「話し合い」の大前提っていうのは双方がどこかで共通の価値感をもっていることだと思います。 扱う言語の違いは、だれかに通訳してもらえばなんとかなるし、思いを"完全に"伝えられないと「話し合い」が出来ないのでは、誰とも「話し合い」が出来なくなっちゃうんじゃないでしょうか。 「話し合い」を「交渉」と言い換えるなら、そもそも腹の内は見せないものだし。 相手の考え=主張が誤解無く伝わった上で、それが相容れない場合、どちらかが、あるいは双方が妥協しないといけません。しないとそこで「話し合い」は終わります。喧嘩したあとで、どちらかが妥協する気が出てきたら、また「話し合い」をするというのが、「停戦協定」や「降伏」とか「無条件降伏」といった「話し合い」の結果になるのではないでしょうか? その根底には、「できれば、人なんか殺したくない」とか「生き長らえたい」といった共通の価値観があり、その上に双方の利害などが重なって、その部分がぶつかり合うんだと思います。 そのぶつかる部分を認識した上で、その奥底にある双方が大事にしたいものを見つけ、その上に立ってお互いが納得できる結論を導く。というのが「話し合い」かな?って思います。 お互いの主張が理解できない、双方が大事にしたいものをお互いにみつけられない、そもそもそんなものは無い。こんなとき「話し合い」はできなくなると思います。 人間は「話し合い」でなんでも解決できるっていうのは、生きたいと思う気持ちやや人を思いやる気持ちは、誰しも持っているんだ、という考えがあるのだと思います。わたしもそう思っています。(あと、合理的思考ができるってのもありそうですね。もしかしたら、これが話し合いの前提かも?) ただ、答えのある問題を誰しもが解けるわけではないように、話し合うだけでなんでも解決できる訳ではないですよね。 やっぱりこういうことにもテクニックがあるわけで、売れているビジネス書のザ・ゴール2という本に、父親の出張時に車を貸して欲しい息子と、あぶないから貸したくない父親とが話し合って、双方が納得する結論を得るエピソードがあります。 交渉のための思考プロセスを説明したものですが、上のことの大半はこの本の受け売りみたいなものです。興味がありましたら、ぜひご一読してみてはいかがでしょうか?
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- aoneko
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これまでの諸先輩方のご回答とsinjiroさんのレスポンスを拝見して、 とっても充実した気持ちになっています。 ■カラスについて雑談 春先から初夏にかけて、夫婦ガラスは巣をつくって子育てにはげんでいます。 ひとりものや若いカラスはその辺りで小さな群れを作って生活しています。 夏あたりから子どもガラスが巣立ちはじめます。(巣はそのうち捨てます) 親ガラスが一番ピリピリしている時期でもあります。 カラスには群れとしてのなわばり意識はあるけれど、 カラスは一羽一羽の上下関係はないらしく、出入り自由のアバウトな群れなので、 ちょうど今の時期にカラスがケンカしていたのは、 なわばり絡みというより子ども絡みだったのかも。 ■話し合いについての雑談 sinjiroさんや回答者の方々からのご指摘にあるように、 「話し合えば解決できる」という考え方には偏りがあるんだなぁと思いました。 実はこれは日本人のアイデンティティに深く関わるものみたいです。 時をさかのぼること飛鳥時代、 ご存知聖徳太子が制定したといわれる十七条憲法に「仲良く話し合って決めましょう」というくだりがありました。 一)和を大事にし、反抗することのないよう心がけなさい。 人は誰もが仲間をもっているが、道理を悟っている者は少ない。 だから、君主や父に従わなかったり、身近な人とケンカしたりする。 しかし上に立つ者がなごやかで下の者が仲良く意見を述べあえば、自然にものの道理がわかり、すべての事がうまくいくだろう。 十七)物事は独断で決めてはいけない。必ずみんなと意見を交換しあうように。 この日本人の体質は今も健在のようで(特に教育現場やお役所的なところで)、 大事なことは奥の部屋やゴルフ場や料亭などでこっそり決められ、 肝心の会議場では「んじゃ、そーいうことで」で終わってしまったりします。 でもこの話し合いの定義は、本物ではないのでしょうね。 国際社会じゃ通用しませんもの。 「こいつとはこんなところで考え方が違う」と『理解して次の手を考える』ことが大事なんだろう」 とsinjiroさんがおっしゃることに大きくうなずきました。 ある超大国などは、考え方の違いをまるで理解せず、 かなり強引な手を使うので反感買っちゃったりしていますね。 相手のことを理解するときは、自分の考えも変わらざるを得ない。 そのへんの勇気と知恵を持たなきゃいけないな、と思います。
補足
ありがとうございます。 どこから来たのか 最近 近所に烏が急増しております。 >和を大事にし、反抗することのないよう 小中高の生徒児童が してよいこと悪いことって アンケート結果を教育番組などでよく見ます。米、中、日本 の比較みたいな。 (もしかすると 文科省あたりの資料かも) たとえば 「覚醒剤はやってもいい」とか。その中に「教師に反抗すること」って あるんですよ。 日本は やっていけない率が低い。で コメントが「だから日本では学校が荒れる」。 これ 違うような気がするんですよ。英語や中国語でどう質問しているか分かりませんが、日本では「教師が間違ったことを言って それを生徒がただすと『反抗』なのかなぁ」って思っちゃいます。多分 他国では 理不尽に教師にたてつくことが反抗で 自分の意見を言うことなどは反抗ではない と思います。 民主主義のやり方で「相手を説得する」ばかり 聞きませんか?? 「相手の意見を聞いて」が 第一じゃないような気がするんです。 ただ 相手の意見を聞いている内に 攻撃されちゃったらどうするか? ですけどね。
字足らずでスミマセン。 #3の方が仰る様に、世の中には「いくら話し合っても穏便な解決は無理」 とゆー状況が多々ありまして、それは言葉が通じても同じコト、と思うワケです。 例えば「正義」の解釈が立場によって違いますから(アメリカとイスラム原理主義の例で明らか) 正義を言葉で話し合っても、意味がナイというケースもあるワケです。 もっとザックリ言うと、戦争を指揮するタイプは「聞き分けのない人々」です。 しっかり聞く・上手に伝える、という能力の問題ではなく、 伝え・聞くコトに重きを置かない輩が戦争を起こすのです。 という内容を簡潔に書いたつもりでした。失敬。
補足
ありがとうございます。 なるほど。「聞き分けのない人」ですね。 能力と言うとニュアンスが違うのかもしれません。 「重きをおく」って 良い響きですね。
- chihoko
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●カラスの喧嘩を見て 人間の戦争を考えるその姿勢はすばらしいと思います。 カラスに限らず 自然の生き物(動物・植物)は競争によってそのバランスを 保っていると思います。限られた場所・光・食べ物を自分達の命を伝達する ために程よくバランスさせる摂理が競争・喧嘩・戦争ではないでしょうか? 人間はその喧嘩を話し合いで解決する知恵を得たのが これほどまで 人口を増やしている原因の一つだと思います。 わたしが 大好きなカワセミという鳥では なわばり争いに於いて敗れたことは その鳥の死を意味します。餌が取れないのです。その数の調整で魚も程よく 残され 次代に繋がるのではないでしょうか。 カラスはなわばりなどない いい加減な鳥だと考察しています。 また カラスは人間のだらしない部分に寄生する鳥で カラスが多いということは それだけそこに住む人間がだらしないということを意味しています。 そのカラスでさえ喧嘩していたのですね。ただならぬ 事態があたのでしょう。 わたしが推察するに そのカラスは他のカラスの奥様を寝取ったのでは ないでしょうか?これはもういくら話し合っても穏便な解決は無理です。 もし 機会があったなら そのカラスのペニスをフェラしてなぐさめて あげたいと思うわたしでした・・・。 興味深いお話を ありがとうございました。
補足
ありがとうございます。 人間はその喧嘩を話し合いで解決する知恵を得たのが これほどまで 人口を増やしている原因の一つだと思います。 なるほどです。 カラスの生態は知らないのでわかりませんが、ツガイってあるのかなぁ? もしかして 喧嘩してたのは 旦那かもしれませんね。 あと 鳥って 射精するとき気持ちいぃのかなぁ??
各人の伝える能力、理解する能力の過不足より、 それを許容できるか、という思想の面でしょう。 戦争の直接的な原因に近いのは。
補足
ありがとうございます。 短いお答えで わたしでは行間が読み取りきれません。 (わかりが遅くて申し訳ございません。) もうすこし コメントをいただけたら ウレシイです。
補足
ありがとうございます。 書き込んだ後 「話し合いをすることは、相手に自分の思い(考え)を伝えること」を含むんだろうなぁと 思いました。 意見が合わなかったりすると「話し合いにならない」とか言いますが そうではなくて「意見は合わないことがはっきりわかった話し合いをした」ということだと思うんです。 『話し合い』と言う言葉のニュアンス(??)自体が 「意見が同じ方向」みたいなものをおおいに含んでいるような感じがします。 暴力を行使する以前に「こいつとはこんなところで考え方が違う」と『理解して次の手を考える』ことが大事なんだろうなぁと。(当たり前のことですね) 「話し合いでなんでも解決できる」ではなくて「解決しようと話し合いを続けることができる」のが人間なのですね!! ============== ゴール1,2は すでに 読んでま~す。