#2,#3,#4です。
補足に関して思うところを少し述べさせていただきます。
>ある種複雑なネットワークが並列的もしくは多様的に存在するんじゃないかと思うんです。
この見解については私も同意します。
>その部分的な一面が動物実験で分かることもあるという程度でよいのでしょうか?
たしかに部分的ではありますが,行動の因果的説明という意味で本質的な一面だと考えます。
自覚的な動機や意志による行動選択のようなヒトの高次の精神活動は
このような実験では捉えられないとお考えかもしれません。
しかしながら,そのようなものはある種の錯覚であったり,あと知恵であったり,
要するに随伴的な現象であるから,行動の因果的説明に組み入れるべきではないとする考えが有力です。
行動の学術的説明と素朴心理学的説明の最大の相違はここにあり,
一般の方が学術的説明に納得しがたいと感じる理由にもなっているようです。
もちろん錯覚やあと知恵にだってそれなりの意義があるでしょうから,
それはそれで研究の対象になり得ます。
意志が行動の真の原因ではないことを示すひとつの根拠として
質問者さん自身がどこかのQ&Aで言及していらっしゃったベンジャミン・リベットの研究がよく引用されます。
運動準備電位が意志の自覚に先行するというリベットの研究結果に対して
驚いたり,納得しがたいものを感じるというのが一般的反応のようですが(リベット自身も当初戸惑ったらしい),
心理学研究者のあいだでは「やはりそうだったか」と感じた人が少なくなかったようです。
お礼
この質問をさせてもらったのは人間というのが常に変化し脳というものがネットワークを組んでいるからです。それですのでこういう疑問がわいてきてもおかしくないと思われます。心理学はそこを説明する義務があるのではないかと思い質問させていただきました。 回答ありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます。 そうですね本能的なところはあるなと感じますただ >自覚的な動機や意志による行動選択のようなヒトの高次の精神活動は >このような実験では捉えられないとお考えかもしれません。 >しかしながら,そのようなものはある種の錯覚であったり,あと知恵>であったり, >要するに随伴的な現象であるから,行動の因果的説明に組み入れるべ >きではないとする考えが有力です この5行目なんですがそうすると心理学でも調べられていない部分もあるということでしょうか?ようやく合点来ました。 予断ですがリベットの考えが覆されるような仮説を読みました それは意識の方から物理の方へのリンクをなしているのではないか? という仮説です確かに物理的に脳は動いているのだろうがそれは意識か らの意志で動いているのではないかという考えですその考えでもおかし くないようなとのことです。