• ベストアンサー

最近の種子について

 最近大手メーカーの、野菜や花の種子を見るとほとんどが国外で採種された物ばかりのような気がします。  そこで、  (1)いつ頃からこのような現象が、どういう理由で始まったのか。  (2)国内で播種し、育苗すると、その機関にどういう農薬を使ったかなどの  表示が必要だったと思いますが、種子を採種するためには消毒とか必要  ないのでしょうか。  (3)もし必要であれば、表示の必要性はないのでしょうか。  (4)国内では、生育履歴は消費者の人もすごくこだわられますが、実際、そ  の種が、どこでどうやって作られているかはあまり問題にされていない  ようですが、そんなものなのでしょうか。    ご存じの方があれば教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • bhoji
  • ベストアンサー率53% (1514/2852)
回答No.2

(1)少なくとも10年以上は本格化していると思いますし、30年以上前から輸入種子はありました。   最近は採種地域や生産国の表記が厳重になっていることが要因と思います。  本来外国で育種されたり、採種された物も多くありますが、それをあまり明示したくない業者も居るように思えます。 (2)これについては、直接、口に入る農産物の野菜はこの数年でトレサビリティーとして定着化していますが、まだ十分とはいえません。   種子に義務付けられて事は無いですが、効果はあるが成分が生育中の使用は禁止されているもので、種子殺菌は許可されている物があります。   そのような薬剤を使った場合は、種子殺菌でも表示が必要です。  (3)2で書いたように種子は一部のものだけだと思います。 (4)種子の事までを気にされている方はあまりいないと思います。   種子を直接食べるものではないし、収穫までには薄くなるでしょうから、そして種子袋を見る機会も少ないから。   スプラウトに使う種子は殺菌剤などが粉衣されていない事が求められますが・・ その他の事 なぜ外産種子が多いかですが、一つは生産コストです。 ご存知のように日本の人件費、物価、そして土地代も世界に比較して高額です。 固定種なら、収穫量に比較してそれらがずっと安いアメリカなどで作る方が良いです。 他には現在主流になっている交配種では、基本は人の手を介して交配採種します。 これを厳重に行ない管理するには、国内で目の届く範囲が良いですが、交配種でも雄性不稔や自家不和合の原理を利用した場合は、外国に依頼してもできます。 逆にそれらは日本では採種でき難いのが現状で、それは近くに同種の物があると交雑の可能性が高くなり、交配種としての信頼性が悪くなります。 日本では隔離(同種の作物から離れた)された採種用の圃場を確保するのが難しいです。 聞いた話では、ある野菜は点在する島ごとに品種を変えて採種しているといいます。

manchanf
質問者

お礼

詳しく説明していただき、ありがとうございました。 疑問に思っていたことが解消されました。

その他の回答 (1)

  • satesate9
  • ベストアンサー率27% (139/507)
回答No.1

混同しがちですが、生産履歴は種をまいたところから始まるので種を採るまでに使った農薬は表示の必要がありません。 ということで苗と種子の販売では違いますよね。 種子の販売時にすでに農薬が粉衣されていることがありますが、この場合はもちろん表示がされています。 国外で種を採るのは採算の問題だと思いますよ。 採種用の植物に使った農薬が種にどのくらい残って、次の植物体に残るかと考えるととてもわずかな量だと思いますので問題にされないのは当然かと思います。

manchanf
質問者

お礼

わかりやすい説明をありがとうございました。 現状が納得できました。

関連するQ&A