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BSAとゼラチンの違い
昨日、生物の実験でたんぱく質の検出をしました。 実験をして思ったのですが、BSA溶液とゼラチンをそれぞれ同じ量で実験をしたのになぜ吸光度が違うのですか? また、ビウレット反応のときの発色も違いました。 構造の違いなのでしょうか?詳しく教えてください!!
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おそらく中高生か化学やバイオ系ではない学生と察してお答え致します。 BSAとゼラチンはどちらもタンパク質ですが、タンパク質の種類・構造が異なるので結果も異なります。 BSAは仔牛血清アルブミンというタンパク質、ゼラチンの主成分はコラーゲンです。 分光光度計では、おそらく280nmの吸光度のピークを見たと思いますが、これはタンパク質全体ではなく、中の芳香族アミノ酸(L-チロシンとトリプトファン)由来の吸光度です。 アルブミンとコラーゲンでは、チロシンやトリプトファンの割合が異なるということです。 ビウレット反応は、1コのNを隔てて存在する2コのアミド基(ペプチド結合部分;-CO-NH-)がCu2+に配位した部分にビウレットが結合して染色されます。 アルブミンとコラーゲンが同じ質量でも、同じアミノ酸種と数でできているわけではなく、アミド基の数が異なるということです。 こういった化学は、全般に化学反応式やイラストを描いて考えると理解しやすいですよ。
お礼
返事遅くなりすいません。 すごく参考になりました!ありがとうございました。