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娼婦・売春婦の意味
マグダラのマリアは、売春婦(娼婦)であったとの表現がありますが、 当時の売春婦とは何を指すのでしょうか? また、売春婦の語源・意味するところは? 行為や不貞なのでしょうか? 質問カテゴリーが間違っていたら失礼します。
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姦淫の容疑で石打にされかかった女性と、7つの霊を払われた女性を、キリスト教が同一視したため、マグダラのマリアは娼婦だと信者は思ってしまったようですが、ヨハネパウロ2世の時代かその前だったか忘れましたが、公式発表で「別人だと思われる」としたと思います。 姦淫をしたとされたもの。 例えばヘロデ・アンティパスはヨハネより姦淫をしたとされたので、ヨハネを処刑しちゃいましたが、ヘロデ・アンティパスは異母兄弟の妻を自分の妻としたことで、洗礼者ヨハネにそれが姦淫とされたんですね。 あの当時は、今でもあるのかもしれませんが、レビレート婚というものがあった。 兄が死んだら、その妻は独身の親族 例えば死んだ兄に独身の弟がいたら、その弟と結婚しなければならなかった。 もし、独身の弟がいながら、未亡人が別の男、その一族と関係のない男と結婚した場合、姦淫したとされ、律法に違反したとして、石打の刑にされていたんです。 ひどい話ですが。。。。 どうしてかというと、よその男と結婚しちゃうと、嫁が持っていた財産が、そっちに移っちゃう。 嫁に子供がいて、別の男と再婚したら、亡き夫との間に生まれた子供に亡き夫の財産の相続権があるので、別の家系が富むことになる。 財産が一族から流れ出てしまう。 それで、財産がよそにいかないように、未亡人は嫁いだ先の誰かと再婚しなければならなかったわけです。 マグダラのマリア(ミリアム)は 謎の人物です。 マグダラという地名は無い。(エジプトにあったという話も聞きましたが、それでエジプトの王女だったとか、神官だったとか、高貴な人だったとかいう話が出たのだと思いますし、7つの霊というのはエジプトの人は、人は7つの霊を持っているという考えがあったことでも、エジプト人だとされたんだと思います。) マグダラ、高い場所という意味がある。 ちなみにエルサレムにある神殿には3つの 高い塔があった。 どうして3つの塔があったのでしょうね。 ローマには女神崇拝というものがあり、女神は3つの側面を持っていると考えられていた。 その女神の地上の体現者が巫女とか神官だとされていて、彼女達は神殿に住んでいた。 彼女たちの役割は地上の王に女神の恵みを与えることだった。 ヒエロスガモスとは地上の王が女神と結婚をすることを意味していた。 すなわち、神殿に住む女神の体現者である巫女と性交をすることにより、女神の恵みを得るとされていた。 これはローマだけではなく、中東全域にもあった概念。 ところが、これは秘儀で、(ダ・ビンチコードにも出てきましたよね)、庶民にはその理屈がよくわからず、彼女たちを神殿つきの娼婦 と呼んでいた。 イエスの祖先とされた、ラハブとバテシバ。 ラハブは神殿の外に住んでいたことになっているが、彼女は神殿娼婦だった つまり 神官だったと思えます。 イエス(ヨシア)を助け勝利に導いた勝利の女神の地上の体現者。 バテシバ、ダビデが部下の妻であるバテシバに手を出し、夫を殺してバテシバを手に入れたという話。 バテシバはソロモンを生んだ。 これが王殺しみたいなもの。 このバテシバの夫が何者だったのかはまだ未調査ですが、多分 ただのダビデの部下の一人だったとは思えない。 水の概念が話に出てきたことから、女神の体現者という象徴で、ダビデは彼女と寝ることで、栄光を手に入れたって話だと思います。 ヒエロスガモスです。 イエスの母マリア(ミリアム)。 このマリアは添え名であって本名じゃないと思います。 彼女も神殿娼婦 つまり 女神の体現者とされたと思います。 外伝では、彼女は神殿で機を織っていたことになっている。 これも意味があると思えます。 何をつむいでいたとされたのか。 生命の糸。 彼女が初潮を迎えたとき(経血=生命の糸)、神殿から出ることになり、花婿をあてがわれたが、彼女はそれをしりぞけ、ヨセフの杖だけが反応したことで、ヨセフを選んだ。 杖って湾曲表現ですが、つまり、、、、です。 古代においては女神の体現者は王となるものに祝福を与えるとき、全裸になっていた。 女神の体現者の全裸をみて恐れをなした候補者は杖が反応しなかった。 聖なる処女はイシュタル、アシュラまたはアフロディテに仕える娼婦ー巫女の添え名だった。 それは文字通り処女を表しているのではなく、未婚という意味。 聖なる処女は、王に恵みを与え、病を癒し、予言を与え、聖なる踊りを踊り、死者のために泣くこと、神の花嫁になることが務めだった。 こういう神殿つきの女たちから生まれた子供をセム族はbathur、ギリシャ人はpartenioiと呼んだ。 どちらも処女から生まれたという意味を持つ。 イタリア語だったと思いますが、レクレシアは教会という意味。 教会が神の家とされ、教会はマリアとされた。 パルテノン。処女神殿を意味し、現在もアテネのアクロポリスの丘に建っている。 女神アテナの家 女神の沿え名はアテナ・パルテニア(処女アテネ) どうして処女と呼ぶのか、私なりに考えてみたんですね。 神官なので、一生人間と結婚をしなかったのか? 神殿に使え、時々王に啓示を与えるだけで、結婚はしなかったのか? マリアはヨセフと結婚している。 ということは、巫女も結婚をしても当時は不思議じゃなかったってことになる。 なのに、何故処女と言われたのか。 インドの神話でわかりました。 創造主の体現者だから。 創造主は第一なので、自らを生むものであって、誰からか創造されたわけじゃない。 それで性交なしに生まれたとされ、それで女神の体現者は処女と呼ばれることになった。 はぁはぁ・・・・ と私なりに理解したわけです。 日本の遊女。 彼女たちの起源も同じ。 帝に霊的なものを与える役割を持っており、公庭に住んでいた。 聖なるものとされ 天と地の間に住む非人とされていた。 それが、中国から来た制度により、日本の中に士農工商という身分階級ができて、彼女たちはその中に入らないので、商以下の獣だされ、汚らわしい職業だと見下されていたのだろうと後世の人たちは思ったわけです。 いや、彼女たちは帝とも結婚していたし、巷の枠に縛られず、自由に諸国を行きかっていたし、商売もしていた。 後に性商売として金で性を売るようになってから、今みたいな悪い意味で遊女を春を売って金を得る売春婦と同一視されることになり、農家の娘が売買され、吉原などに売られるようになった。 その人たちと、元の遊女の人たちは別。
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No.1です。 コメントありがとうございました。 >春画の春が売春ということですか。 いいえ、「春」という漢字は性的なニュアンスも含んでいるのだろう、という意味で書きました。 買春は「春を売る」わけですから。 春画とは直接関係ありません。 「売春婦の語源・意味するところは?」というご質問の主旨がよく理解できなかったので、自分なりに質問の意味を解釈して、あのように書いたのですが、質問の意味を取り違えていたでしょうか? No.2の方がおっしゃるように、巫女が買春(というのかな)をしていたというのもあります、たしかに。 「神殿娼婦」と言うようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E5%A5%B3#.E9.81.8A.E5.A5.B3.E3.81.AE.E6.AD.B4.E5.8F.B2 将軍の側室とは異なる意味合いでしょう。 将軍家の場合は、お世継ぎが必要だからという理由で側室が必要だったのでしょう。 神事であれば、天皇家のほうがいろいろとあるんじゃないでしょうか? 幕府より、朝廷のほうが古代のしきたりを継いできましたから。 フィクションですが、小説の『ダヴィンチコード』でもお読みになると面白いんじゃないかと思います。 それともそのへんをお読みになって疑問を持たれたのかもしれませんが。。。 元のご質問から離れてしまいますね、これにて失礼いたします。
お礼
>『ダヴィンチコード』 原作を読んだ後に映画もみました。 娼婦という言葉と、現代のそれとは違うはないか? と考えたからです。 2度のご回答ありがとうございます。
- nacam
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これは、私の全くの考えです。 個々で言う「娼婦」とは、異教徒の巫女であったのではないかと思えます。 ユダヤ教が成立する前から、カナーンの地では、大地母神である「アスタロテ」の信仰がさかんに行われていました。 アスタロテは、夫であるバール神よりも人気があり、ユダヤ教における最大のライバル神でした。 (アスタロテは、フェニキアでの名前で、ユダヤではアシュトレトと呼ばれていました) アスタロテは、シュメールではインナン、バビロニアやアッカドではイシュタルとも呼ばれる大地母神であり、豊穣神でした。 そのため、イシュタルやアスタロテの神殿では、男が豊作を願い、神に貢物をささげ、神殿の巫女と性交渉を行いました。 当時の国家において、国力は人口に比例したため、豊穣を願い、都市人口を増やすために積極的に性交渉を神殿で行ったようです。 一方砂漠地帯という環境においては、人口の増加は、即部族の食料危機に陥ります。 そのため、砂漠で生まれたユダヤ教では、無制限な性交渉による人口増加を忌むべき事とし、娼婦を排斥しました。 エホバの神が、アスタロテに対し「娼婦」とさげすんだのですが、アスタロテは、それをほめ言葉ととらえたとの逸話もあるそうです。 このアスタロテへの信仰は、ユダヤ民族の間にもかなり広がっていて、新興のユダヤ教にとっては、最大の駆逐するべき相手でした。 アスタロテ信仰は、ヘレニズム時代まで続いてゆきます。 そういった事を考えますと、ここで言う「娼婦」は、アスタロテ信仰の巫女であり、神殿売春の巫女であったと考える事もできるのではないでしょうか。
お礼
日本語で「娼婦」「売春婦」と訳してしまう事に問題がありそうですね。 >神殿売春の巫女であったと SEXが、ある意味で「神事」であったのでしょうか? 現在はすべてが一般人ですが 徳川時代、大奥での将軍の行為は、神事だったのかもしれませんね。 ありがとうございました。
そのまま、売春婦(娼婦)の意味だと思っていましたが・・・・。 ただ、本当に娼婦だったかどうかは分からないみたいですね。 というか聖書の史実はわりと分からないことだらけでしょうけれど。 大昔のことだし、途中で編集も入っているでしょうし。 マリアもヨハネも何人もいて、どれが同一人物かはっきりとは判らない部分があるんだそうです。 「罪深い生活を送っていた女、底辺にいた女が改悛した」というのがポイントだったのではないかと思います。 罪びとである我々をイエスが救ってくださる、小さき者、貧しい人こそ救われるというのが本来のキリスト教なのでしょうから(私はクリスチャンではありませんが) 娼婦でなくても良かったのかもしれませんけれど、罪深い女と言えばパッと思い浮かんでわかりやすいのが娼婦(世界最古の商売だとも)であって、ゆえに後世にマグダラのマリア=娼婦という図式が生まれたのでは? 洞穴みたいな家のテーブルにろうそくを灯して髑髏を手にしたり、物思いに沈んでいたり、あるいは天に目をむけて、改悛するマグダラのマリアの絵はキリスト教絵画の定番の一つ。 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rls=GGLD,GGLD:2005-22,GGLD:ja&q=%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%80%E3%83%A9%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2&suggest=0&sa=X&oi=cjkrefinements&ct=result&cd=1 絵 http://images.google.co.jp/images?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=GGLD,GGLD:2005-22,GGLD:ja&q=%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%80%E3%83%A9%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2&oe=UTF-8&um=1&sa=N&tab=wi >また、売春婦の語源・意味するところは? >行為や不貞なのでしょうか? 何語の「売春婦」かにもよるかもしれません。 日本語だと、春を売る(ひさぐ)女、ですよね。ヘブライ語?ラテン語?あたりでどういうのかは存じません。 春画なんて言葉もあるし、春にはそれ系の意味が含まれているのでしょう。 検索してみた、「春」関係の話 (絵は載ってないのでご心配なく!) http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_let/colomn/colomn9.htm http://www.mystery.or.jp/kaiho/0411/salon.html
お礼
売春は、SEXが経済的価値があることが前提なのではないか? 現在は労働の対価として、金員が支払われますが、 当時もSEXが金員(あるいは食べ物)の対象物になったのですかね? 春画の春が売春ということですか。 でも、売春は原始的な職業?ですよね。 もっと以前からあったのでは? 欧米のコールガールは、 何となく、電話で呼べる女性のイメージですが・・・。 ありがとうございます。
お礼
「待ち望まれし者」「ダビンチコード」など キリスト生誕等にまつわる小説を読んでいる内に どうしても現代の金品を対象にした売春と違うのではないか? と感じ質問しました。 私にも理解・納得いくご回答ありがとうございます。 金員を受け取り、不特定多数との性行為(現代の売春行為)と 受け取らないず(受け取ったとしても性行為の代価ではない)に、 ある程度特定された多数との性行為(当時の売春)の と解釈してもよいのかな?