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“~と”、“~だら”、“~なら”
“~と”、“~だら”、“~なら”の前にそれぞれ動詞の基本形と過去形を使って,条件を表すですが、この三つ助詞はどこは違うですか? 日本語を勉強してる私に教えて下さい。
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まず助詞の前に来る動詞の形が ‘と’の前は動詞の基本形(現在終止形) ‘たら’の前は動詞の連用形(テ接続の連用形) ‘なら’の前は動詞の基本形、過去終止形になります。 基本的にはすべて条件、仮定を表します。 しかし、 学校に行くと、友達に会った。 学校に行ったら、友達に会った。 学校に行くなら、友達に会った。→友達に会える 学校に行ったなら、友達に会った。→友達に会ったのに のように‘なら’の後ろには過去形がきません。(‘のに’が省略される場合を除く)これは‘なら’が 条件より仮定の意味が強いからです。 次に 学校に行くと、ご飯を食べなさい。(非文) 学校に行ったら、ご飯を食べなさい。行った後に食べろ 学校に行くなら、ご飯を食べなさい。行く前に食べろ 学校に行ったなら、ご飯を食べなさい。行った後に食べろ ‘と’の後ろには命令形がきません。たら、過去+ならの場合は前文の行動の後に後文の行動を命令し、基本形+ならの場合は前文の行動の前に後文の行動を命令します。‘と’は仮定よりも条件(時間的前提)の意味が強いからです。 最後に お金を入れると、ジュースが出てくる お金を入れたら、ジュースが出てくる お金を入れるなら、ジュースが出てくる お金を入れたなら、ジュースが出てくる は、すべて同じ意味と考えてもさしつかえありませんが、ニュアンスの違いがそれぞれの助詞の意味の違いによって感じられます。
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- shino911
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動詞に接続して条件を表す「と」「たら」「なら」の三つうち、 それ単独で純粋に助詞なのは、「と」(接続助詞) だけです。 「たら」は「た なら」の省略形で、完了の助動詞「た」の連体形 + 断定の助動詞「だ」の仮定形です。 「なら」は前述のとおり、本来、助詞ではなく、助動詞「だ」の“仮定形”です。 さらに、条件を表す接続助詞の「と」は、活用語の終止形に接続し、次の三つの用法があります。 1)仮定の順接……「明日は晴れると、いいな。」 2)既定の順接……「帰ると、雨が降りだした。」 3)仮定の逆接……「雨が降ろうと、出かけるぞ」 なお、「たら」「なら」は、辞書によっては、慣用が熟していると見なし、 接続助詞扱いしているものもあります。