トヨタの工場で働いていた経験があります。田原工場です。(愛知県渥美郡)
当時のレクサス(セルシオ)・スープラ・ソアラ(初代)の左ドアの内装をしていました。3車種で一日約400台、24時間の2交代制で土日は休み。
基本は寮生活で、期間工は原則二人での相部屋ですが、相方が辞めてしまえば一人です。部屋は最上階を選びましょう。最上階ならそれを希望する人は少ないので、一人になっても新たに入ってくる人は少ないです。
食事は食券での支払い。工場では社員食堂で、休日でも寮の社員食堂は開いています。寮により社食の業者は異なりますが、トヨタ生協はまずいけど名鉄は良かった記憶があります。
仕事の内容は
ドア製造ラインにいました。
ライン製造でベルトコンベアー乗ってきたボディーに部品を組み付けます。作業中にラインが止まることはほとんどありません。製造車種によりますが、作業は当時約50秒から約90秒前後(大衆車のラインは早い)1チーム(数字で○○組と言っています)6人~10人前後で、私の居た所は、組長一人、班長二人、作業員8人でした。ボディーラインはベルトコンベアーに乗ったまま車体といっしょに流れながら時間内での作業です。時間オーバーするとラインが止まりますのでその時は班長がすっ飛んできて手伝ってくれます。最初はとにかく歩き疲れます(作業中は常に歩いている状態)ので寮に帰たら、風呂に入るときにマッサージ機で足の疲れを取ることをお勧めします。これをしないと翌日疲れで歩けなくなってしまいます。およそ半数は1週間以内にやめていきます。歩いての作業さえ慣れてしまえば手作業は難しくはありません。まぁ、作業によってはコツはありますが。とにかく歩くことに慣れることです。
手作業は時間を経験すれば自然と作業時間内で終わらせることができるようになります。最初は不可能な作業時間に思えますが、慣れるまでどれだけ辛抱・努力できるかがポイントです。
傷にはかなり神経を使いました。何か不具合や傷など付けてしまったら素直に申告することです。別に怒られることはありませんし、故意でなければ弁償する必要もありません。「注意して」ぐらいは言われますけど。
期間工でもイベント(慰安旅行は無理ですが)参加可能ですし、終了時の慰労金も契約更新するたびに増えていくので結構あります。(ボ-ナスはありませんがそのかわりです)
契約終了時に新車を買って帰った人もいるくらいですので(半年では無理かも)期間が許す限りがんばってみるのもいいのでは?ただ、一般従業員とは違うので、社会保険はありますが、失業保険はあるていど制限されます。(離職後に一時金の支給)
当時、一千万台達成の記念品としてバスタオルと何かの記念品(TOYOTAロゴ入りの非売品の時計だったっけ?)をもらいました。このときは半日休みでした。
余談ですが、冬場は時々ラインが止まることがありました。大雪で部品輸送のトラックが遅れ欠品による製造停止です。結構長い時間止まっていたこともあります。
それと、鹿児島仕様車というのがあります。これは火山灰対策車でたまに流れてきます。
トヨタに行く前は、体重が90Kg近くありましたが、一月後には75Kgになっていました。繰り返しますが、とにかく歩くことに慣れてください。それさえクリアできればあとは問題はありません。色々な地方の人と出会えます。これもまた面白いですよ。
お礼
すごい情報量です!感謝します! どうやら僕の紹介してもらえるのは愛知県刈谷の方らしいです 聞いているとやっていけるかな? と思ってしまいます う~ん人の紹介だから一度入ると辛くても続けなくてならないのです 慎重に選択していかないとだめですね ほんとうに沢山 教えてもらえて うれしいですよ~! 感謝!