- ベストアンサー
地下鉄ホームの構造
地下鉄ホームには真ん中にホームがあって、その両サイドを電車が走るタイプと、両脇にホームがあり真ん中を電車がすれ違うタイプがありますよね。この違いは何か意味があって作り分けているのでしょうか。または、あまり片側のドアだけ開閉するのを避けるため、適当な間隔で両タイプを配置しているのでしょうか。 この辺の事情にくわしい方よろしくお願いします。
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 鉄道会社に勤めております。 この違いなのですが、地上のスペースとの関係によって作り分けられています。 地下鉄は主に、道路地下に建設しています。 民法に規定されている地上権とも関係してくるのですが、 >地下は、工作物を所有するため、上下の範囲を定めて地上権の目的とすることができ、この場合においては、設定行為で、地上権の行使のためにその土地の使用に制限を加えることができる(269条の2第1項)。第三者がその土地の使用又は収益をする権利を有している場合にも、その権利又はこれを目的とする権利を有するすべての者の承諾があることを条件に設定可能である(第269条の2第2項)。 ・・・・上記のように、私有地の地下に駅施設を建設した場合、その土地の地下は開発できなくなります。 駅のある場所は、概ね地代が高く人気もあるので、土地を所有してる人はマンション等を建設したほうがメリットがあるのですが、地下に駅が出来れば、地下の基礎建設が出来なくなる為、高層建物が建設できなくなり、場合によっては土地所有者に補償をする場合が出てきます。 したがって、 地下鉄建設=なるだけ道路下に作りたい ・・・というのが本音になります。 その経緯で、スペースに合わせての建設となります。 なお、ホーム構造の良し悪しなのですが、 ○島式ホーム(線路の真ん中にホームがある) ・ホームが一面で済み、上下線の列車監視員を共用できる。 ・上下線共用ホームな為、エレベータ、エスカレータなどの設置コストは少なくて済む反面、混雑時に旅客を裁ききれなくなる可能性があります。 ○対面式ホーム(線路の両側にホームがある) ・スペースが広くなり、建設コストが掛かる。 ・エスカレーターなどの機器が島式ホームの倍かかる。 ・線路は直線となり、通過列車は速度を落とさずに通過できる。 ・・・・という違いがあり、上記条件と、その乗降客数の予測とを踏まえて、選択されています。
その他の回答 (1)
- shippo
- ベストアンサー率38% (1216/3175)
島式ホーム(質問文前者)と対面式ホーム(質問文後者)ですね。 これは、地下鉄に限らないかと思いますが、線路やその他の利用できる範囲が限られているためです。 駅を設置するには改札とか階段とか、地下鉄であれば地上への出口などいろいろな設備を作らなくてはなりません。 これらを設置した場合に必要な土地面積がありますし、さらに島式ホームであれば線路を曲げて真中にホームを作らなければならないため、前後に電車が通れる空間を作らなければならなくなります。 これらの複合的な要素がからみ、作れるホームが限定されてしまうこともあります。 電車の片側扉を開け閉めするのを避ける、、、はたぶんないかと思います。 終点の駅で折り返せば今度は反対の扉が開きますからね。 また、山手線のように環状線ではほとんど同じ側の扉が開いてしまいますが、特に支障が出るようなことは聞きませんからね。
お礼
回答ありがとうございました。 ホームの形状別にちゃんと名前がついているのですね。 大変参考になりました。
お礼
回答ありがとうございます。 私の利用するホームは島式でエスカレータは両サイド(前後)しかなく、また何故かホームの中央にずっと壁が出来ておりその分狭くなっています。やはり利用客の多い駅では対面式の方がよさそうですね。 大変参考になりました。