「それまで国内での需要、供給で事足りていたため特に諸外国と関わる必要がなかった。それが主に鯨油の確保のため、必要に迫られて積極的な外交が避けられなくなった。その為、それまで他国の内政には不干渉というスタイル(モンロー主義)を路線変更せざるを得なくなった。ということでしょうか?」
そういうことです。
もう一つ言い忘れていましたが、それを可能にした要素があります。それは米国が事実上の島国だということです。それでも19世紀までは米墨戦争や市民戦争(南北戦争)がありましたが、今や北米大陸に敵対する国はなくなったわけです。これによって国内に大きな陸軍兵力を拘置する必要がなくなったわけです。その分の国力を海軍や海兵隊の建設に注ぐことができるわけですから、米国は有利な条件で外征軍を送り出せるわけです。中共やソ連が国境に大規模な軍隊を張り付けているのとはかなり条件が違います。つまり制約がなくなったのも一つの理由でしょう。
お礼
再投稿ありがとうございます。 そうですか・・・そうすると、わりと自然な流れとしてモンロー主義は消滅していったのですね。私はてっきり「タカ派的」な力を持った政治家が自らの主張を推進していった結果、モンロー主義は過去に追いやられたものと思い込んでいたので、正直なんだかちょっとあっけない感じです。 というのも、現在のアメリカ合衆国は軍事力と経済力を背景に、諸外国に干渉して回り、自国の利益や都合のために代理戦争もあちこちで起こす立派な 「帝国主義」国家になっているのは皆さん見ての通りだし、かつての「他国への不干渉」を前提としたモンロー主義が破られ、現在の「帝国主義」に至るまでの過程には何らかの「一貫した意思」があるのではないかと思ったからです。もちろんそんなものが存在したって私達一般人には知る由もありませんし、そういう考えを推し進めると「陰謀論者」になりかねないので、あくまでも疑問に思う範囲でとどめておくつもりではありますが。 NO,2の方への補足回答も待ってますし、他の方の意見も聞いてみたいので、 あと3日ほど回答待ちにさせてください。