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トリス(エチレンジアミン)コバルト(III)塩の合成において

エチレンジアミンを水に溶かし、冷HClを加えてから、硫酸コバルト七水和物を水に溶かしたものを加えました。 このあと、過酸化水素水を加えたのですが、それがなぜですか? さらに、この状態でアルカリ性なんでしょうか??、、、pHを中性に戻す作業を後からしています。 この作業過程の意味がわかりません。 あと反応式は CoSO4・7H2O+ 3 C2H8N2 + HCl →〔Co(en)3〕Cl・SO4 + H+ + 7 H2Oというヘンテコな式になってしまいましたが、合わせてご指摘よろしくお願いいたします。

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回答No.1

硫酸コバルト七水和物のコバルトの酸化数は+2で、目的物のコバルトは+3です。 したがって過酸化水素はコバルトを酸化するために入れています。 >この状態でアルカリ性なんでしょうか??、、、pHを中性に戻す作業を後からしています。 中性かどうかは知りません。pHを戻す作業で酸かアルカリのどちらを入れたかでわかると思いますが。 最後の反応式でまず、右辺に+のイオンがあって左辺にないというのはありえません。 コバルトが左辺では+2なのに、右辺では+3になっているのを無視しているからそんな式になってしまったのでしょう。 酸化還元反応は半反応式を書いていかないとなかなか理解するのが難しいと思います。 半反応式は Co^2+ → Co^3+ + e^- H2O2 + 2H^+ + 2e^- → 2H2O これを元に全反応式を求めると CoSO4・7H2O + 3C2H8N2 + HCl + 1/2H2O2 → →〔Co(en)3〕Cl・SO4 + 8H2O (係数の1/2が気になるようなら全体を2倍してください) それとCo(en)^3+の対イオンは特にこだわらなくてもいいと思います。

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