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真空管アンプのPPアウトプットトランスのDCバランス許容量
少し専門的な質問なんですが、真空管アンプのプッシュプルアウトプットトランスのDCバランス許容量てのは何%位なのでしょうか?ダイナコマークIIIにはDCバランス調整VRが付いていませんのでほぼ完全なペアチューブでないとDC電流アンバランスが取れずに歪が増大すると思います。(マッキントッシュなんかはバイアス電圧も固定ですね)LUXやタムラ、タンゴ、アクロサウンド、ピアレス等、どれくらいなのでしょうか?
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> 真空管アンプのプッシュプルアウトプットトランスのDCバランス許容量てのは何%位なのでしょうか? トランスによって全く違います。 極端な例では、シングル用OPTの1次巻線から中点を出してPP用として使用した場合(もちろん実例もあります)、100%アンバランスでも使用可能です。 > ダイナコマークIIIにはDCバランス調整VRが付いていませんのでほぼ完全なペアチューブでないとDC電流アンバランスが取れずに歪が増大すると思います。 DCアンバランスによる悪影響というのは、「歪の増大」よりも、直流磁化による「低域の周波数特性の悪化」の方だったと思います。 (歪は、むしろACバランスの方が影響大だったはずです) > LUXやタムラ、タンゴ、アクロサウンド、ピアレス等、どれくらいなのでしょうか? 同一メーカーの中でも、許容値が全く違う場合があるんですよね・・・ 例えば、LUXのOY型とCSZ型では大きさ・外観等は同一なのに許容値は数倍(十数倍かも?)も違います。 (CSZ型は定インダクタンスタイプ=シングル用OPTに近い特性のため、許容値が非常に大きい。その代わり、諸特性はOY型に劣っている) 手持ちの資料では ・LUX OY型:概ね1~2mA ・タンゴ:概ね3~6mA で、その他は不明です。 ただ予想としては、タムラはタンゴと同等、アクロサウンドはLUX OY型に近そうな気がします。 (ピアレスは全く縁がないので見当もつきません)
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- JT190
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#1です。 う~ん、回答者の言うことは信用していただかないとw。 ・・・といっても、無茶苦茶な回答を平気で「専門家自信あり」で投稿する人もいますから、このサイトの回答は闇雲には信用できない、というのも事実ですが。 > これは%ではなくmAなのでしょうか? 間違いなく「mA」です。 というのは、直流磁化の悪影響というのは「DCバランス分に対する割合」で効くのではなく、「DCアンバランス分の絶対値」で効いてくるからです。 したがって「%表示」では意味がありませんので、仕様書にも「%」ではなくて「mA」で記載されているのです。 > こんな微妙な調整は可能なのかと思うのですが・・・ 不可能ではないですが、調整しても無意味でしょうね。 1時間後に再測定すれば2mAくらいずれているかも知れませんし。 ただ、例えばLUXの仕様書を見ると 「DCアンバランス電流が許容値に達すると、直流磁化によりOPT1次インダクタンスが規格値の70%まで低下する」 という意味のことが書かれています。 つまり、スペック保証のために便宜的に決められた許容値であって、これを超えると(アンプにもよるが)直ちに不具合が生じるものではない・・・と考えても良いと思います。
お礼
あー、申し訳有りません。信じていないいう事はありません。お気に障られたらお許し下さい。只おっしゃる様に電流変動割と多い電力管でそんな微調整可能なのかと思っただけです。仰せの通りメーカ保障逃れの文言なのかも知れませんね。有難う御座いました。
お礼
本当に詳しく有難う御座います。とても参考になります。やはり出来るだけDCバランスVRを付けて調整し揃えないといけないのですね。しかしOY型が1~2mAてのは以外でした。もう少し許容量があると思いましたが・・・。でも音が素晴しいのでそれも仕方ないかと。
補足
すみません。お答えの中に ・LUX OY型:概ね1~2mA ・タンゴ:概ね3~6mA とありますが、これは%ではなく mAなのでしょうか? こんな微妙な調整は可能なのかと思うのですが・・・ 宜しく御教授下さい。