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真空管のPPアンプの調整で悩んでいます。
真空管のPPアンプの調整で悩んでいます。 最終段の調整はACバランスを調整して基本波(1KHz)に対して高調波成分の2次成分を少なくするか(殆ど0レベルまで(基本波に対して-90dB以上の調整可能、3次成分は-60dBです)、3次成分を下げるか(この場合は2次成分は無くらない;2次成分がー60dB、3次成分が-65dB程度)で悩んでいます、また最終的には部屋でSPを接続してマイクで拾った信号で調整するのが良いか(調整は同様に2,3次成分を度のように調整すれば良いのか)、ご教授願います。
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はじめまして♪ アンプの調整(チューニング)は一般的に歪み率を下げたり、安定度等、様々ですが、個人の調整は個人の趣旨により最適な妥協点が有るようです。 一般的にはメーカー等の場合、聞いた感覚を優先させる時は奇数次歪みを減らす。スペック数値だけ優先の場合はトータルで大きな歪み率部分だけ押さえ込むようです。 偶数次歪みは楽器の倍音成分に近い為、さほど耳障りに感じる事は少ないようです。しかし、これを利用して偶数次歪みを多くし、ちょっと聴きで良さそうに感じさせるアンプを造っちゃダメですよ~(笑) 2次と3次だけで音質をウンヌンって出来ませんが、3次歪みは少ない方が良いと言うのが一般的ですし、私もそのように考えています。(5次、7次も重要ですね) 3次歪みが最小の時に2次歪みが極端に増えては困りますが、PPでしたら2次が極端に多いという事も少ないでしょうから、3次が最小付近で2次も有る程度少ないポイントで良いかと思いますよ。 ちなみに、スピーカーを接続してマイクで測定では、部屋の反響やスピーカーの歪みの方が遥かに大きいので、測定値としての信頼性はいかがなものでしょうかねぇ? スピーカーや部屋の状況は そこを利用しているご質問者様が一番馴染んでいるでしょうから 測定値より聞いた感覚の方が遥かに基準がハッキリしているように思えますがいかがでしょう? オーディオと言う趣味は機械科学と芸術的感性まで とても広い分野で成り立っていますのでいつまでたっても面白い物ですね。 あくまで、3次を減らしたいと考える私とは違う意見の回答者様が現れるでしょうし、その考え方も一理有るはずですので楽しみです。 最終的にはご質問者様が判断されるしか無いのですけれど、私個人の考え方としては3次歪みは減らす方向ですよ~♪
お礼
前略、早速の回答ありがとうございます。 奇数項を最小限にすること判りました。取敢えずこれで調整します。 2次項(偶数)は簡単に無くすことは出来ますが(ACバランスとアドリング電流)、奇数項は簡単な調整出来ない様ですね。 どうもこの項は素子(この場合は真空管とOPTですか)とその使い方(回路)で色々変わるみたいです、余り深入りはしたくないですが、ここを避けて通れない様に思いますので、じっくりと確認しながら調整していきます。ありがとうございました。
補足
本日調整終了しました。 結果:出力10Wにて調整 ・2次をノイズレベル以下(4次以降はノイズレベル以下の為、無視) ・3次を基本波に対して-70dB以下 ・0入力時の各管のアイドリング電流誤差0.1mA以下 にて終了です。取敢えずこれでしばらく使います。(後は定期調整のみです) ありがとうございました。