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小人閑居して不善を為す、至らざる所なしの意味

タイトルどおりなのですが、意味がいまいち分かりません。前半は何となく分かるのですが、「後半の至らざるところ無し」というのが・・・。日本人なのに情けないことですが・・・。

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  • luune21
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回答No.3

#2です。お礼ありがとうございます。 >…ロクでもないことをとめどなくするものだ」という解釈なのでしょうか? 「とめどもなく"する"」のではなく、「悪い"こと"にとめどがない」ということです。 「どんな悪いことでもやりかねない」というような訳がわかりやすかったかもしれません。 >独りで暇な人間でロクなことをしない者はいない。…という意味かと思っていました。 そのような文脈であれば、むしろ前の節が「小人閑居して必ずや不善を為す」というような書き方に変わると思います。 そもそも「所」を「者」に置き換えて訳してはいけませんよ。 「至」という語は、「~ニ至ル」というように、到達する場所という目的語の存在を感じさせることばです。あくまでも不全を為す対象を示すのものであって、不全を為す主体について述べているものではありません。 現に、「無所不至」、「所」に不至、つまり「所に至らない」と書かれているわけですから、「(不善)が到達しない所はない」→「どんな悪いことでもやりかねない」という意味になります。 至高、至上、至難、至宝、夏至、などというように、「至」には「きわみ」とか「最高のもの」という意味があります。すべてその地点にまで到達しているので、そういう意味が出るのですね。

ariharu
質問者

お礼

 非常に分かりやすい解説をいただき有難うございます。「どんな悪いことでもやりかねない」←これでスパッと分かりました。最近、論語や大学などに興味があり、いろいろ読んでいたのですが、これに引っかかってずっと考えていましたが、今日やっとスッキリしました。その他の解説もとても勉強になりました。luune21さんのように、人のお役に立てる知識を持てるよう勉強に励みたいと思います。この度は本当に有難うございました。

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  • luune21
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回答No.2

閑居: 以下のいずれかの意味、個人的には(3)。 (1) 暇でいること  「暇をつくるとロクなことをしない」というような意味になる (2) 独りでいること  「人目のない所ではロクなことをしない」というような意味になる (3) 独りで暇でいること   (1)+(2) 至らざる所なし: 「至るざる」は、到達しない、ゆきつかない、という意味なので、 ゆきつかない所はない→ どこにでも行き着く→ (不善は)とめどがない

ariharu
質問者

お礼

ご回答有難うございます。(3)の解釈とても納得できました。でも不善はとめどがないってところがまだ微妙に分からないのですが・・・。 「つまらない人間は独りで暇でいるとロクなことをしない。つまらない人間は、ロクでもないことをとめどなくするものだ」という解釈なのでしょうか? この質問を出すまでは、「独りで暇な人間でロクなことをしない者はいない。」(つまりそのような状態にある者は、みんな必ず悪いことをする)という意味かと思っていました。 とても良い教えと感じたので一語一語の正確な意味まで知りたいです。

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回答No.1

ググってみたり、他に検索してみました。 ◎「普通の人はヒマになると、いろいろと悪いことをやって、とめどがないものだ」 ◎2ちゃんよりレス抜粋 『小人閑居して、不善を為すこと至らざる所なし。 君子を見て、しかるのち、厭然(ようぜん)としてその不善を覆いて、 その善を著さんとす。 人の己を見ることは、その肺肝を見るが如く然れば、すなわち何ぞ益あらん。 此れを中に誠なれば、外に形(あら)わるという。 故に君子は必ずその獨を慎む。』 要するに 「厨房は人が見ていないとやりたい放題、何をしでかすか分からない。 そのくせ、立派な人を見ると己を恥じて、自分の悪い部分を覆い隠し、 自分を良い人間に見せようと偽る。 しかし、そんな小細工をしても他人から見たらバレバレ。 内面の立派な人間は、必ずそれが外見ににじみ出る。逆もまた真なり。 だから立派な人間は、人が見ていない独りの時こそ言行を慎み、 裏表のない人間であるよう気をつけるのだ」……ってこと。 …という事らしいです。 自分も調べてみて、( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー という状態になりましたが。(笑)

ariharu
質問者

お礼

早速ご回答いただき有難うございました。全文はこんなに長いものだったのですね。「外見ににじみ出る。逆もまた真なり」ってところにとても感銘を受けました。日頃の考え行動を慎まなければと改めて思いました。