トナーの粉を空気にさらすとどうなるのか？

質問

一般のホコリは、長期間放置しておくと、空気中の水分や油分を含んで汚れへと変わり、やがて、床や机などの素材内部に染みついていくという特徴があります。また、インスタントコーヒーなどの食品の粉末は、開封して長期間が経過すると、湿って硬くなることがあります。トナーもまた粉末なので、湿る可能性があると考えられますが、実際にトナーの粉（カートリッジに入っていない粉そのもの）を長期間に渡って空気にさらすと、どうなるのでしょうか？

回答No.2

4G52GS · ベストアンサー

プリンタの修理屋です。

＃１さんの回答の補足のような極端なケースまでは想定していないというのが本当ですし、試したことはありません。おそらく機能的に問題が出ると思われるからです。

さて、大多数の人がプラスチックについて誤った認識があります。
プラスチックは吸湿性があり、さらに内部からガスが出てきます。
内部から出てくるガスについては、射出成形や（コピーの場合の様）加熱されることで、ほぼ外に出て行きます。
この辺りが非常に問題になることがあり、射出成形では材料（一般的にペレットといいます。直径２～３ｍｍ程度のツブツブ。）は成形機の投入する前に乾燥させますが、その前は倉庫にあります。
セメント袋（のような袋）に入ってメーカーから届きますが、倉庫を空調しているところも少なく、夏は蒸し暑く、冬は非常に寒いところが多いです。
使うつもりで注文したものの、予定が変わり使わなくなることがあります。
樹脂の種類や環境でも変わりますが、２～３年程度寝かしてしまうと、先ほどのペレットがくっつきあうことがあります。軽い場合は袋を落とすなどすればバラバラになりますが５～１０年も寝かしたものは簡単にはバラけないほどくっつきます。
一般的に、樹脂内部から出てくるガスは樹脂を溶かす特性があります。

長い説明になりましたが、トナーでも似たような現象は起こります。メーカーではないので発言に責任は持てませんが、同様の症状は見たことがあります。
トナーは使用するまではシールされていますが、その中でも（ガスの影響と思われますが）固まっていることがあります。
空気中であれば湿度の問題、気圧の問題で内部のガスが出てきたり、水分を取り込むことでくっつきあうことはあるはずです。
ただ、機械の内部にある場合はそれを防止するため攪拌する仕組みがあり実用上の問題にはならないわけです。

トナーには消費期限があるのはこういった理由です。
機械にセットしてしまい、普通の環境で、定期的に印刷していれば（攪拌していれば）消費期限を越えても使えます。

インスタントコーヒーが湿って固まるのとは似たようなプロセスと思いますが、水分で変質するわけではないので似て非なるものといえるかも知れません。

回答No.3

big_dipper

＃２さんの回答の補足のようになりますが、カートリッジに入れていないトナーを空気にさらすと、
(1)無風でないかぎり球径の小さいものが飛散します。粉薬を放置すると風で飛んでいくのと同じようなものです。
(2)基材となっている樹脂のモノマーかそれに近い低分子量の部分が空気中に放散されます。粉砕法で製造されたものは無視して良いぐらいの量と考えて良いようですが、重合法で製造されたトナーだと臭いで判るぐらい残っているケースもあるようです。

　いずれもカートリッジ内にある状態ですと密封されているかそれに準じた状態ですので問題ありませんが、基材がスチレン系だったりすると下記のリンクに記載されているような問題もあるようです。
　また、一般論として非常に細かい粒子は空気中に浮遊して吸い込みやすいので注意する必要があるでしょう。

参考URL：

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%AC%E3%83%B3

お礼

皆様からのご回答有難うございました。

回答No.1

apricot59

空気にさらす、という条件が考えにくいのですが、日常的に、

・コピー機など単体粉末トナーを補給するタイプのもので、補給途中の開封したトナーもかなり長持ちし、常にサラサラ
・コピー機内部のトナーは常に開封状態のようなものですが、トナー詰まり的なトラブルは聞かない

また、トナーはフリーズドライや本質的に吸湿し溶解するタイプのものではなく、どちらかというとプラスチック製品なので、水となじむ性質のものではない、というのもあります。

補足

では、露天風呂など湿度の極めて高い場所に3日間程度粉を放置した場合はどうでしょうか？